この記事では、「観覧」と「観劇」の違いを分かりやすく説明していきます。
「観覧」とは?
「観覧」は「かんらん」と読みます。
意味は「催し物や展示品などを、味わって見渡すこと」です。
目の前にあるもの、催されているものを、楽しみながらぐるりと見まわすことを表します。
「観覧」の言葉の使い方
「観覧」は名詞として「観覧する・した」「観覧席」「観覧車」などと使われます。
「観」は「み(る)」とも読み「対象を眺める」「見渡す」「ものごとを見て意味や本質をとらえる」という意味、「覧」は「全体を視野に収めて眺める」という意味、「観覧」で「全体を視野に収めて念入りに眺めること」になります。
「観劇」とは?
「観劇」は「かんげき」と読みます。
意味は「劇場で演劇を見ること」です。
実際に劇場まで出向いて、舞台で繰り広げられる演劇を見ることを表します。
「観劇」の言葉の使い方
「観劇」は名詞として「観劇する・した」と使われることが多くなります。
「観」は「対象を眺める」「見渡す」「ものごとを見て意味や本質をとらえる」という意味、「劇」は「物の働きや程度がはげしいこと」から転じて「芝居」という意味、「観劇」で「劇場で演じられる芝居を眺めること」になります。
「観覧」と「観劇」の違い
「観覧」は「全体を視野に収めて念入りに眺めること」です。
「観劇」は「劇場で演じられる芝居を眺めること」です。
「観覧」の例文
「観覧」の例文は以下の通りです。
・『モーターショーを観覧する』
・『遊園地の観覧車に乗る』
・『大規模な博覧会を一日観覧して回る』
「観劇」の例文
「観劇」の例文は以下の通りです。
・『劇場でミュージカルを観劇する』
・『ウィーンでオペラを観劇する』
・『ヨーロッパでは観劇する際に正装する』
まとめ
今回は「観覧」と「観劇」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。