この記事では、「感無量」【かんむりょう】と「感慨無量」【かんがいむりょう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「感無量」とは?
感動して感極まる状態を表す言葉が「感無量」【かんむりょう】です。
このように、感極まる状態になる状況としては、自分の胸にしみ込むほど感動する場面を見たときです。
例えば、子供が懸命にピアノを練習して、人前で完璧に弾きこなした姿を見たとき親としては感動するでしょう。
元々は「感慨無量」を省略した言葉であり、普段はこちらを使う機会が多い言葉です。
「感慨無量」とは?
自分の心に深く染み込む感動的な場面にでくわしたとき、感極まる状態を「感慨無量」【かんがいむりょう】といいます。
使い方としては、ついこの間まで子供だと思っていた娘が着物を着て、立派に成人した姿を見たとき感極まり、涙するわけです。
このように、自分の心が揺れ動くほど感動的な場面を目にしたとき、抑えきれない嬉しい気持ちを表します。
「感無量」と「感慨無量」の違い
「感無量」と「感慨無量」の違いを、分かりやすく解説します。
自分の胸が熱くなるほど感極まる状態を表すのが「感無量」です。
感動する場面に遭遇したとき、抑えきれない気持ちを表すため使われています。
もう一方の「感慨無量」はより感動が強く出た場面で使われている言葉であり、過酷な人生を乗り越えてきたときや、子供の成長を目にして感動した感情を表す言葉です。
「感無量」の例文
・『息子が初めて孫を連れてきたとき、感無量で涙が出た』
・『上司から励まされたとき、感無量で胸が熱くなった』
「感慨無量」の例文
・『息子が大学を卒業する姿を見たとき、感慨無量な思いに包まれた』
・『大怪我しても頑張った自分の人生を思い出すたび、感慨無量で涙が出る』
まとめ
まったく同じ意味を持つ言葉ですが、一文字ないことで気軽に自分の気持ちを表す言葉となります。
自分なりにどう使えばいいかを考えて、うまく使ってみるといいでしょう。