この記事では、「布地」と「生地」の違いを分かりやすく説明していきます。
「布地」とは?
「布地」は「ぬのじ」と読みます。
意味は「衣服などに仕立てる為の織物」です。
衣服を作る素材となる、繊維を折り合わせて作った平たい布のことです。
「布地」の言葉の使い方
「布地」は名詞として「目の粗い布地」「柔らかい布地」などと使われます。
「布」は「麻や綿などの織物」という意味、「地」は「土地・大地」から転じて「加工する前の土台をなすもの」という意味、「布地」で「衣服に加工する前の元となる織物」になります。
「生地」とは?
「生地」は「きじ・しょうち・せいち」の3つの読み方があります。
「きじ」と読む場合、意味は以下の通りです。
1つ目は「手を加えていない、元の性質」という意味です。
2つ目は「化粧しない素顔」という意味です。
3つ目は「加工するための織物の品質」という意味です。
4つ目は「食材を調理するために、粉にして練り上げたもの、パンや麺などのたね」という意味です。
上記で紹介している「布地」に対する読み方は「きじ」になります。
ちなみに、「しょうち・せいち」と読む場合、「その人が生まれた土地」という意味です。
「生地」の言葉の使い方
「生地」は名詞として「生地を裁つ」「上質の生地」「生地をこねる」などと使われます。
「生」は「い(きる)」とも読み「命がある」から転じて「ものを作り出す」という意味、「地」は「加工する前の土台をなすもの」という意味、「生地」で「加工してものを作り出す前の元となるもの」になります。
「布地」と「生地」の違い
「布地」は「衣服に加工する前の元となる織物」です。
「生地」は「加工してものを作り出す前の元となるもの」です。
「布地」の例文
「布地」の例文は以下の通りです。
・『綿の布地でクッションカバーを作る』
・『カーテン様に布地を選ぶ』
・『シルクの布地は肌ざわりが良い』
「生地」の例文
「生地」の例文は以下の通りです。
・『この生地は防水加工されている』
・『高級生地でスーツを仕立てる』
・『パン生地を綿棒で平らにのばす』
まとめ
今回は「布地」と「生地」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。