この記事では、「アペタイザー」と「アンティパスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アペタイザー」とは?意味
西洋では前菜を“Appetizer”と書いて「アペタイザー」と呼び、食欲をそそる食べ物という意味で使います。
主菜が出る前に出される小鉢や食前酒を指す言葉であり、西洋料理では人の食欲に働きかけて、食欲増進をはかるものとして出される料理です。
食前酒にシャンパンを出す店もあり、炭酸が胃をほどよく刺激する効果も高めます。
いかに主菜を美味しく食べられるかを考えた前菜を出せるかが、調理人に求められるところです。
「アンティパスト」とは?意味
イタリアでは伝統的な料理を“Antipasto”と書いて「アンティパスト」といいます。
日本語で「主菜の前」といった意味があり、イタリアではフルコースの前菜として出す料理を指す言葉です。
「前」を意味する“ante”に「食事」を指す“pastus”を掛け合わせています。
とくに、野菜の盛り合わせや生ハム、チーズを出すのがイタリア料理の特徴になります。
このように、イタリア料理を出すレストランでは「アンティパスト」といってお洒落に盛り付けて出し、客の目を楽しませるわけです。
「アペタイザー」と「アンティパスト」の違い
「アペタイザー」と「アンティパスト」の違いを、分かりやすく解説します。
西洋料理の最初に出す前菜として出される料理を「アペタイザー」といい、さっぱりした味付けと食材を美しく盛り付けて出す小鉢的な料理です。
もう一方の「アンティパスト」はイタリア料理のコースでは前菜になり、チーズや野菜を素敵に盛り付けて客に提供します。
出す前菜はたいてい冷たくなることを想定したものが一般的ですが、寒い日や客の要望に答えて「アンティパスト・カルド」という温かいものを出す店もあります。
また、「アペタイザー」はイタリア料理に出す前菜を指す言葉であり、食前酒も含まれているところが違う点です。
まとめ
どちらも前菜を指す言葉ですが、西洋料理かイタリア料理では客に出すものに違いがありますので、自分なりに異なる点を見比べてみるといいでしょう。