“Line”や“Row”はどちらも人や物などが長い列を作っているイメージを持たせてくれる名詞です。
しかし、実際は何が違うのでしょうか。
例えば、日本語でもエクセルなどで『列』や『行』のどちらを使うべきか一瞬迷ったことはありませんでしょうか。
この記事では、“Line”と“Row”の違いを分かりやすく説明していきます。
「Line」とは?
一言で説明すると『行列』を表します。
これはまっすぐに並んだ縦の列のことを指します。
イメージをしやすい方法としては、『行列』のできるラーメン屋さんやケーキ屋さんなどを思い浮かべて見て下さい。
人はおいしいラーメンやケーキを求めてお店に入る為の行列を作ります。
これが“Line”のイメージです。
ちなみにエクセルなどで『縦列』を表すときには“Line”ではなく“Column”を使うのにも注意しましょう。
「Row」とは?
一方、“Row”は反対の意味で、『まっすぐに並んだ横の列』を指す名詞です。
旅行やご出張に行かれる方はピンとくる単語ではないでしょうか。
座席を表すときに使われています。
例えば『52列のシートB』というのは“Row 52, seat B”といった感じです。
通常飛行機の座席は縦に繋がりはなく、自分の座席の左右、もしくは両隣の席が一番近接している場所になりますので“Row”という単語を使います。
ではエクセルなどで『横列』を表すときはどうなのでしょうか。
正解はそのまま“Row”でいいのです。
「Line」と「Row」の違い
この2つの違いは並んでいるものが『縦』なのか『横』のかではっきりと分けることが出来る名詞です。
しかし注意しなければならない場合があります。
それはイデオムの場合です。
例えば軍隊や体育の時間で使われる“On the line”や“Get in line”という表現は決して『縦の列』だけではなく『横の列』もありえます。
また、“in a row”という表現は『連続で』という意味になるイデオムです。
例えば、“We achieve monthly goal 3 times in a row. (3回連続で我々は月間目標を達成した。)”という使い方をします。
ちなみに“Have a row”という表現もあります。
これはなんと『列』とまったく関係なく、『口論をする』という意味にガラリと変わってしまうので注意が必要です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
『縦か横』の違いを表現する場合はそれぞれ“Line”と“Row”を使うのがおわかり頂けると思います。
日本語でもふとした時に分からなくなる『行と列』ですが、もしもなかなか覚えられない場合は飛行機の座席がどの様に並んでいるかを思い浮かべて見て下さい。
ご自分の横に誰かが座っているイメージが湧きますので、すぐに『Row = 横の列』という発想が頭に浮かぶはずです。
是非工夫して覚える様にしてみて下さい。