この記事では、“festival”と“festivity”の違いを分かりやすく説明していきます。
「festival」とは?
“festival”には、3つの意味があります。
1つめは宗教的な祝祭、祝祭日です。
キリスト教の祭日にクリスマスがあります。
クリスマスは、キリストの降誕を祝うものです。
国によって祝い方に多少違いがありますが、家族で過ごす、プレゼントを贈り合う、モミの木を飾るなどをしています。
また、祝いのために食べるものも決まっており、ドイツではシュトーレン、フランスではビュッシュ・ド・ノエルなどが食べられています。
2つめの意味は映画、音楽、芸術などの催しです。
映画に関連する催しに映画祭があります。
さまざまな映画祭があり、有名なものではカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭などがあります。
3つめの意味はお祭り騒ぎです。
祝い事をするとき、騒ぐことが少なくありません。
日本のお祭りがその例です。
みこしを担いで騒ぐことがあります。
そういったことから、“festival”にはお祭り騒ぎの意味もあります。
「festival」の使い方
“festival”はもともと神聖な日という意味を持っている言葉です。
そのため、宗教に関係する祝祭、祝日のことを指して使用されることが多い言葉です。
宗教とは関係ありませんが、映画や音楽などの催しの意味でも使用されます。
「festivity」とは?
“festivity”には、2つの意味があります。
1つめは祝祭、祭礼です。
祝祭とはあることを祝う祭りのことで、祭礼とは神社や寺院などの祭りのことです。
神道の祭礼には、式年祭、新嘗祭、祈年祭、例祭などがあります。
もう一つの意味は、祝祭のときのお祭り、浮かれ気分です。
祝祭はあることを祝う祭りのことで、その時に祈願をしたり、供物をささげたりします。
こういった行為のことを指しています。
また、祭りのときには浮かれた気分になる人が少なくなく、浮かれ気分の意味もあります。
「festivity」の使い方
祝祭、祭礼のことを指して使用します。
一般の人の誕生日などのお祝いではなく、宗教にかかわることを主に指しています。
また、祝祭や祭礼のときに浮かれた気分になることが少なくなく、浮かれた気分の意味でも使用されます。
「festival」と「festivity」の違い
どちらの言葉も宗教的な祝祭の意味では同じです。
“festival”は宗教的なことだけでなく、映画や音楽などのイベントの意味もあります。
映画や音楽などのイベントは宗教とは関係なく行われるものです。
この点が“festivity”と異なります。
まとめ
宗教的な祝祭の意味を持つ2つの言葉で、この意味では大きな違いはありません。
2つの言葉で違うところは、“festival”には宗教とは関係ない映画や音楽などのイベントの意味も含まれている点です。