この記事では、“lay”と“lie”の違いを分かりやすく説明していきます。
「lay」とは?
“lay”には、4つの意味があります。
 1つめは、横向きにしてその場所にとどめることです。
 横は水平の方向です。
 本の場合は、縦にして置くと安定が悪く、倒れやすいですが、横にして置くと安定します。
 平積みするときは横向きで置きます。
 このような横に置くことを意味する言葉です。
 2つめは、でこぼこしていない場所に置くです。
 平らにするという意味があり、床にカーペットを敷く、雪などを敷き詰めるなどをいいます。
 また、横に広げておく意味から、並べて置くという意味にもなります。
 食卓に食事を並べるようなことです。
 3つめは、気持ちや意見などを他のものに託して表すことです。
 問題を提出する、要求を申し立てる、問題を提示するなどのことをいいます。
 4つめは、人や物をある状態にするです。
 起きていた赤ん坊を寝かせる、心の中にたまっていたものを出す、つまり心のうちをさだけだす、整っていたところを荒すなど、人や物をある状態から別の状態にすることを意味しています。
「lay」の使い方
 水平の方向に置くことについて使用をします。
 水平の方向に置くと、物は比較的安定します。
 このことから、安定したさまを意味しても使用します。
「lie」とは?
“lie”には、4つの意味があります。
 1つめは、縦に長いものが横になることです。
 本は縦に長い形をしています。
 こういったものが水平方向になることをいいます。
 2つめは、人や物が横たわるです。
 床に寝る、病気に伏しているなどをいいます。
 人は縦に長い形をしているので、これも縦に長いものが横になるということができます。
 3つめは、道や土地が横に広がるです。
 道はある方向に向かって伸びています。
 このことは、道がある場所を通っているということができます。
 つまり、“lie”は道が通っているという意味になります。
 人生の道などいいますが、“lie”は将来が前方に広がることも意味しています。
 4つめは、物がある状態にあるのです。
 カバンが開いた状態にある、使われないでおかれている状態にある、家に人が住んでいない状態であるなどのことを意味しています。
「lie」の使い方
 複数の意味がありますが、どの意味にも広がっているとい意味が含まれています。
 縦のものを床などに横にすると、縦になっているときよりも床に触れる面積が広がります。
 道が横に伸びていると道が広がっていきます。
 横になる、横に広がるという意味で使用をする言葉です。
「lay」と「lie」の違い
 どちらの言葉も水平方向と関係がありますが、意味していることは違います。
“lay”の場合は水平方向に置くことで、そこから安定した状態や面的な意味に広がっています。
“lie”の場合は水平方向になることで、広がってじっとしているさまを意味しています。
まとめ
 似ている意味を持っている2つの言葉で紛らわしいですが、意味していることは2つの言葉で違います。



