この記事では、「下心」と「真心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「下心」とは?
「下心」は「したごころ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「気持ちの奥底で深く思っていること」という意味です。
2つ目は「相手に隠して持っている良くないたくらみ」という意味です。
2つ目は「ことわざや格言などの裏に隠された意味」です。
「下心」の言葉の使い方
「下心」は名詞として「下心がある・ない」「下心を持つ」などと使われます。
「下」は「場所・身分・程度が低い」「低い方へ動く」という意味、「心」は「きもち」「精神」「大事な部分」という意味、「下心」で「気持の奥底部分」から転じて「人に隠しているよこしまな考え」になります。
「真心」とは?
「真心」は「まごころ」と読みます。
意味は「偽りや飾りのない気持ちや考え」です。
本当に相手のことを思いやる気持ちがある様子を表します。
「真心」の言葉の使い方
「真心」は名詞として「真心がある・ない」「真心を込める」などと使われます。
「真」は「本当の」「自然なまま」という意味、「心」は「きもち」「精神」「大事な部分」という意味、「真心」で「自然に出て来る本当の気持ち」になります。
「下心」と「真心」の違い
「下心」は「人に隠しているよこしまな考え」です。
「真心」は「自然に出て来る本当の気持ち」です。
「下心」の例文
「下心」の例文は以下の通りです。
・『下心があって女性を食事に誘う』
・『情報を探ろうとする下心が見え見えだ』
・『下心はないのでこのお金を安心して使ってください』
「真心」の例文
「真心」の例文は以下の通りです。
・『昔の教え子から真心こもった贈り物が届く』
・『好きな相手に真心が通じて結ばれる』
・『真心こめて主人に仕える』
まとめ
今回は「下心」と「真心」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。