「同意書」と「承諾書」の違いとは?分かりやすく解釈

「同意書」と「承諾書」の違いとは?違い

この記事では、「同意書」【どういしょ】と「承諾書」【しょうだくしょ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「同意書」とは?意味

ある事柄に対してその内容に納得し、受け入れると伝える書類を「同意書」【どういしょ】といいます。

一切相手から伝えられた書類内容に異議はなく、すべてにおいて賛成の意思を強く示す書類であると伝えるわけです。

よく使われているのが、不要な物を店に売りたいと思うとき、後から異議があって問題が生じないよう店側が掲示した「同意書」に目を通し、受け入れるときは署名して印鑑を押します。

このように、決められた事項について内容を確かめて、制限や条件に同意した自分の気持ちを示すのです。


「承諾書」とは?意味

自分が引き受ける意思を伝えるのが「承諾書」【しょうだくしょ】といいます。

相手の意見に賛成する気持ちを伝えるための書類であり、希望する会社の面接を受けて通った人には「内定承諾書」が送られ、目を通して内容を確かめる書類です。

そして、相手の要求を受け入れたり、希望条件を聞いたと納得すれば名前を記入し、捺印して渡します。


「同意書」と「承諾書」の違い

「同意書」「承諾書」の違いを、分かりやすく解説します。

この「同意書」には題名や同意する内容、文面、日付、署名、捺印といった項目が書かれているのが一般的です。

書類を提出する状況としてはローンを組んだり、病院で手術内容に同意するときであり、お互いにトラブルがないよう同意して署名します。

もう一方の「承諾書」には、内容を快く承認する気持ちを伝える書類であり、法的にも強い効力があるものです。

「同意書」の例文

・『同意書には、法的に強く資産を差し押さえるための効力がない』
・『職場でも使える、便利なテンプレートで同意書を作成する人もいる』

「承諾書」の例文

・『A4サイズの入社承諾書は、角型2号の封筒に入れる』
・『永代使用を許可するため、国税庁に墓地使用承諾証を提出した』

まとめ

どちらも利用する側に対して内容を把握させ、受け入れたことを証明するための書類ですので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。

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