この記事では、「同調」と「共鳴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同調」とは?
「同調」は「どうちょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「音や動きのリズムや流れ、ノリなどが同じであること」という意味です。
「他人の意見・主張などに賛同すること」という意味です。
3つ目は「通信機器を、特定の周波数に共振するように周波数を合わせること」という意味です。
「同調」の言葉の使い方
「同調」は名詞として「同調する・した」「同調圧力」などと使われます。
「同」は「おなじ」「ひとしい」「ともに」「いっしょに」「仲間」という意味、「調」は「ととのえる」「つりあう」「和らげる」という意味、「同調」で、「共にあって動きや流れが釣り合うこと」になります。
「共鳴」とは?
「共鳴」は「きょうめい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「振動するものが、同じ周波数の振動の刺激により、振れ幅が増大する現象」という意味です。
2つ目は「他人の考えや言動に、賛同して心が動くこと」という意味です。
「共鳴」の言葉の使い方
「共鳴」は名詞として「共鳴する・した」「共鳴が生じる」などと使われます。
「共」は「ともに」「いっしょに」という意味、「鳴」は「鳥獣がなく」「声を出す」「なりひびく」という意味、「共鳴」で「一緒に鳴り響くこと」、つまり「同じであるとして心が揺れ動くことのたとえ」として使われています。
「同調」と「共鳴」の違い
「同調」は「共にあって動きや流れが釣り合うこと」です。
「共鳴」は「一緒に鳴り響くこと」「同じであるとして心が揺れ動くことのたとえ」です。
「同調」の例文
「同調」の例文は以下の通りです。
・『彼の意見に同調する』
・『社長の経営理念に同調する』
・『同調圧力により反対意見が述べられない』
「共鳴」の例文
「共鳴」の例文は以下の通りです。
・『彼の音楽に多くの若者が共鳴する』
・『一方の音叉を鳴らすともう一方が共鳴する』
・『あの二人は共鳴し合っている』
まとめ
今回は「同調」と「共鳴」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。