この記事では、“sign”と“signature”の違いを分かりやすく説明していきます。
「sign」とは?
“sign”には、名詞と動詞の意味があります。
名詞の意味は3つです。
1つめは印です。
印とは、他人に合図をするためのものです。
ピアノやバイオリンなど楽器を演奏するときに使用する楽譜には、フラットやシャープなどがかかれていますが、これが印です。
また、道路には止まれ、一方通行などを示す看板があり、これも印といえます。
この場合は道路標識というのが一般的です。
2つめは身振りです。
「こっちにきて」と身振りで示したいときに、自分の方に向かって手を振ることがあります。
耳が聞こえない人は手を使って意思を伝えます。
この時に使用されるものが手話です。
こういった動きを意味する言葉です。
3つめの意味はきざしです。
物事が起こりそうな前触れ、印という意味になります。
動詞の“sign”には、署名する、名前を書くという意味があります。
名前を書く場所は、手紙や書類などです。
署名するのは何かの契約をするときという場合が少なくなく、“sign”は契約を交わすという意味もあります。
「sign」の使い方
他人に合図をするためのもの、つまり印の意味で使用をします。
楽譜に書かれている記号、道路に看板のしるし、手で表すしるし、何かが起こるであろうしるしなど、いろいろな印があります。
これは名詞での使い方です。
また、手紙や契約書などに記すことの意味もあり、この場合は動詞で使用されています。
書いたものではなく、書くという行為です。
「signature」とは?
“signature”には、3つの意味があります。
1つめは署名です。
本人が自分の名前を書類などに書くことです。
芸能人のサインは、本人が紙などに自分の名前を書いたものですが、“signature”は芸能人のサインのことではありません。
2つめは標識です。
見てわかるようにつけられた印のことで、音楽の拍子の指示記号や印刷の背丁などの意味があります。
3つめは処方箋に書く用法表示です。
「signature」の使い方
本人が自分の名前を書類などに書く意味で使用をします。
“signature”は名詞で、書くことではなく書かれているもののことを指しています。
芸能人のサインについては“signature”は使用しません。
「sign」と「signature」の違い
署名は印といえなくもありませんが、“sign”が意味する印とは道路標識やシャープやフラットなどの記号のことで、書類などに書かれた自分の名前のことではありません。
一方、“signature”は書類などに書く名前のことです。
“sign”は動詞で署名するです。
書かれたものではなく、行為のことを指しています。
まとめ
署名という意味では、“sign”が動詞で署名する、“signature”が名詞で署名で、品詞に違いがあります。