「他人」と「赤の他人」の違いとは?分かりやすく解釈

「他人」と「赤の他人」の違いとは?違い

この記事では、「他人」「赤の他人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「他人」とは?

「他人」「たにん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分以外の人」という意味です。

2つ目は「自分と血のつながりがない人」という意味です。

3つ目は「ある特定の事柄に関係のない人」という意味です。


「他人」の言葉の使い方

「他人」は名詞として「他人だ・である」「他人のふりする」などと使われます。

「他」「自分以外のこと」「あるべき心と違う」という意味、「人」「ひと」「人物」という意味、「他人」「自分以外の人物」になります。


「赤の他人」とは?

「赤の他人」「あかのたにん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分と全く縁もゆかりもない人」という意味です。

2つ目は「あるものごとに対し完全に無関係の人」という意味です。

「赤の他人」の言葉の使い方

「赤の他人」「他人」よりも「全くもって関係ない人」という意味を強調する言葉です。

「赤」の由来には以下の2つの説があります。

1つ目は「明い(あかい)」という語が転じて「赤」になったという説です。

「明(あか)」には「はっきり」という意味があり、「はっきり他人」として「明の他人」という言葉が生じ、更に変化したとされています。

2つ目は、仏教用語の「閼伽(あか)」という語が転じて「赤」となったという説です。

「閼伽」「仏壇やお墓へのお供えの水」のことで、水が冷たいことから「冷たい関係」として「閼伽(あか)の他人」という言葉が生じ、更に変化したとされています。

「他人」と「赤の他人」の違い

「他人」「自分以外の人物」です。

「赤の他人」「自分と全く縁もゆかりもない人」です。

「他人」の例文

「他人」の例文は以下の通りです。

・『他人の事に口出ししない』
・『遠くの親戚より近くの他人』
・『他人を巻き込むのはやめてほしい』

「赤の他人」の例文

「赤の他人」の例文は以下の通りです。

・『この人とは赤の他人です』
・『赤の他人にお金を貸す』
・『赤の他人から声を掛けられる』

まとめ

今回は「他人」「赤の他人」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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