この記事では、「多面的」と「多角的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「多面的(ためんてき)」とは?
「多面的」とは、「物事に対する見方や在り方が様々な方面に渡っているさま」を意味する言葉です。
「多面的」の類義語には「手広(てびろ)い」や「多彩(たさい)」、「多様(たよう)」や「マルチ」、そして、後述する「多角的(たかくてき)」などがあります。
「多面」は「多くの平面」や「多くの方面、分野」という意味を表す言葉です。
「多面的」の使い方
「多面的」は形容動詞として使われています。
「多角的(たかくてき)」とは?
「多角的」とは、「物事に対して、様々な方面に渡るさま」を意味する言葉です。
「多角的」の類義語には、先述した「多面的」をはじめ「多彩」や「多様」、「手広い」や「マルチ」などがあります。
「多角」は「角が多いこと」や「色々な方面に渡ること」という意味を表す言葉です。
「多角的」の使い方
「多角的」は形容動詞として使われています。
「多面的」と「多角的」の違い
「多面的」と「多角的」はどちらも「物事に対する見方や在り方などが様々な方面に渡るさま」という意味を表す形容動詞です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「多面的」の例文
・『この問題を解決に導くには、個々の事例にとらわれず、多面的な分析が必要である』
・『この作品のエンディングが示唆する意味には多面的な解釈ができる』
「多角的」の例文
・『地域の飲食店からスタートしたその企業は現在、多角的な分野に事業を拡大している』
・『多角的な見解をまとめて、1つの結論に集約させる』
まとめ
「多面的」は「物事に対する見方や在り方が様々な方面に渡っているさま」を意味する言葉です。
そして、「多角的」は「物事に対して、様々な方面に渡るさま」を意味する言葉でした。
どちらも同じような意味を含めることから、2語は類義語の関係に当たると言えます。