この記事では、「BCAA」と「プロテイン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「BCAA」とは?
バリン・ロイシン・イソロイシンという3つのアミノ酸のことです。
人間には体内で作ることができない必須アミノ酸が9種類あります。
この3つのアミノ酸は必須アミノ酸に分類されます。
筋肉のエネルギーとなったり、筋肉の合成にかかわったりしています。
筋肉を動かすためにはエネルギーが必要です。
筋肉内のグリコーゲンを分解してできる物質、脂肪を分解してできる物質が、筋肉のエネルギーとなります。
これらが足りないときには、「BCAA」や血液中の糖が使用されます。
エネルギー不足は筋肉の分解を促進させます。
血液中に「BCAA」が十分にあれば、筋肉の分解を抑えられると期待できます。
また、ロイシンは筋肉の合成にかかわっています。
「プロテイン」とは?
タンパク質のことです。
一般的には、タンパク質を摂ることを目的とした粉末や液体の製品をいいます。
肉や魚などの食材からタンパク質を摂ろうとすると、同時に脂質も摂取することになります。
脂質は1gあたり9kcalで、糖質とタンパク質が1gあたり4kcalなのに比べるとカロリーが高いです。
「プロテイン」は脂質をほぼ含まないので、カロリーを抑えながらタンパク質を摂取できます。
ただし、砂糖などを加えた製品もあり、カロリーが高いものもあります。
何由来のタンパク質なのかによって、「ホエイプロテイン」「ソイプロテイン」「カゼインプロテイン」などがあります。
「BCAA」と「プロテイン」の違い
「BCAA」と「プロテイン」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は3つのアミノ酸を指します。
後者はタンパク質のことです。
人間の体を構成するアミノ酸は20種類で、後者にはさまざまな種類のアミノ酸が含まれています。
まとめ
一方はアミノ酸、もう一方はタンパク質のことです。
タンパク質が分解されたものがアミノ酸です。