この記事では、「瓜二つ」と「そっくり」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「瓜二つ」とは?
家族に驚くほど顔が似ているとき「瓜二つ」【うりふたつ】といいます。
顔の輪郭から目の大きさ、鼻の高さに至るまで似ているので、見分けがつかないのです。
それほど口元まで同じに見える顔を見て、「あなた達、瓜二つで区別がつかない」と周囲をかなり驚かせてしまいます。
とくに、兄弟を並べたとき年齢も違うのに、容姿がとても似ているとき使う言葉です。
「そっくり」とは?
文字の書き方や座り方、欠伸するときの癖が家族や有名人に似ているとき「そっくり」といいます。
例えば、妹を姉と見間違うほど顔が似ていたり、弟が兄と体格が変わりないとき「そっくりで驚いた」と人が驚く気持ちを言葉にして伝えるのです。
容姿だけではなく、「お母さんと性格がそっくりだ」と内面がとても似ている子供に対し褒め言葉として使う場合もあります。
「瓜二つ」と「そっくり」の違い
ここでは「瓜二つ」と「そっくり」の違いを、分かりやすく解説します。
家族の間で顔がまったく区別がつかないほど似ていると思えば「瓜二つで見分けがつかない」と驚く気持ちを伝えるわけです。
それだけ目や口元まで似ている兄弟や親子に対して驚く感情を伝えます。
もう一方の「そっくり」は顔や指の長さ、歩き方、好きな食べ物に至るまで似ているときに使う言葉です。
また、性格や座るときに出す声、得意な科目に至るまで幅広い分野で似ていると思うとき使われています。
「瓜二つ」の例文
・『30代になると周囲から弟に瓜二つと言われるようになった』
・『不細工な兄に瓜二つと言われる妹がどうも気の毒でならない』
「そっくり」の例文
・『従兄弟の話し方が弟にそっくりで驚いてしまった』
・『20歳になる兄が妹にそっくりな彼女を連れて来た』
まとめ
意味がとても似ている言葉ではありますが、どのような人に対して使えばいいか調べてみれば、「瓜二つ」か「そっくり」の異なる点に気付くでしょう。