仕事や作業を怠けたり手抜きすることを表す言葉には「横着」や「怠慢」があります。
この記事では、「横着」と「怠慢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「横着」とは?
「横着」は「おうちゃく」と読む言葉であり、仕事や作業をわざと怠けることを表す意味があります。
「横着」は仕事を怠ける以外にも、そのような状態で妥協するような図々しい性格を示す時にも使うことが可能です。
「横着」はよく「横着する」という動詞で使われており、仕事や義務などを疎かにしていながら平気な顔をしている時に使います。
「怠慢」とは?
「怠慢」は「たいまん」と読む言葉であり、仕事や作業、義務などを疎かにすることを表します。
「怠慢」は当然すべきことをしない様を示す言葉であり、仕事の場面ではこれがマイナスの査定になる可能性があります。
「職務怠慢」は業務しないことで遂行や進行に支障を出すことを表す言葉であり、これは債務不履行に該当するのが特徴です。
「怠慢」の類義語には「怠惰」があり、こちらは怠ける状態と合わせてだらけていることを表す時に使います。
「横着」と「怠慢」の違い
この2つはどちらも仕事や作業を怠けることを表す言葉です。
「横着」は怠けておりそのままでいいと思っていることを示す時に使います。
「怠慢」は仕事や作業を疎かにすることを表す言葉であり、「職務怠慢」は人事や査定に響く可能性があります。
「横着」の例文
・『横着して洗濯物を溜めていたので、休日は大変なことになりました』
・『彼はよく作業を横着して動画を見ているので心配です』
「怠慢」の例文
・『彼の怠慢によって配給が遅くなったので、職員からクレームが来ました』
・『職務怠慢と思われたくないので、最近はしっかりと仕事をしています』
まとめ
「横着」や「怠慢」は色々な場面で使われている言葉です。
「横着する」はよく使われますが、「怠慢する」はほとんど使われません。