物事の見えやすさを表す言葉には「岡目八目」や「灯台下暗し」があります。
この記事では、「岡目八目」と「灯台下暗し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「岡目八目」とは?
「岡目八目」とは第三者の方が物事の状態を理解しやすいことや、損得が分かりやすいことを表す四字熟語です。
「岡目八目」は元々囲碁の勝負に使われていた言葉であり、試合している当人よりも第三者の方が冷静になって手を読めるという状況を表す意味で使われていました。
現代における「岡目八目」は様々なゲームや仕事などに使うことが可能です。
「灯台下暗し」とは?
「灯台下暗し」とは物事や状況があまりにも近い場合には、かえって気づきにくいことを表す言葉です。
「灯台下暗し」は実際の灯台は真下を照らすことが不可能な構造になっていることからこの意味が作られました。
「灯台下暗し」は身内や親類が家庭内の問題に気づけない場合や、専門家が身近な問題に気がつかないことを表す時に使います。
「灯台下暗し」の類義語には「自分のまつ毛は見えない」という言葉があり、こちらは沖縄のことわざとして知られています。
「岡目八目」と「灯台下暗し」の違い
「岡目八目」は第三者の方が状況を把握しやすいことを表す言葉です。
「灯台下暗し」はあまりにも身近にあることはかえって気づきにくいことを表す音馬です。
どちらも当事者が身近なことに気づきにくいことを表す点が共通しています。
「岡目八目」の例文
・『対戦ゲームや岡目八目なことが多く、実況者の解説が分かりやすいことがあります』
・『自分はその状況が岡目八目のように分かったが、真剣勝負なので口は出せません』
「灯台下暗し」の例文
・『鍵を失くしたがポケットにあったので、まるで灯台下暗しだ』
・『灯台下暗しと言っても、流石に猫の下に道具があるとは思いませんでした』
まとめ
「岡目八目」や「灯台下暗し」は古い時代から色々な場面で使われてきた言葉です。