この記事では、「胡散臭い」【うさんくさい】と「きな臭い」【きなくさい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「胡散臭い」とは?意味
どこか怪しいと感じる人の言動や行動に疑問を感じて、受け入れがたいと思うことを「胡散臭い」【うさんくさい】といいます。
セミナーで一生懸命投資について話する講師ですが、どうも嘘っぽいと感じたり、目の前で見せる芸がインチキ臭いと思うとき「なんだか胡散臭い」と身構えるわけです。
それだけ巻き込まれれば詐欺にあいそう、ひどい目に遭うかもしれないと思ったとき使います。
「きな臭い」とは?意味
これから何かひどいことが起きるのではないかと思うことを「きな臭い」【きなくさい】といいます。
災害が起こりそうだ、戦争が起きそと思う危険な出来事を自分なりに五感で感じたとき、予測するとき使うわけです。
離れた場所にいても強盗が入りそう、燃えてしまいそうと思ったり、人と通り過ぎたとき、どうもこれから何かやらかしそうな者に対して「どうもきな臭い」と使われています。
「胡散臭い」と「きな臭い」の違い
「胡散臭い」と「きな臭い」の違いを、分かりやすく解説します。
どうも怪しいと感じるようなと思うことを「胡散臭い」といい、主に、人の行動について感じることを指すときに使われている言葉です。
もう一方の「きな臭い」は、これから緊迫したことが起こるのではないかと予知するとき使われているという違いあります。
「胡散臭い」の例文
・『安心してかけられる投資をすすめる人ほど胡散臭さを感じる』
・『政治家が話す未来設計は、胡散臭さを感じて仕方がない』
「きな臭い」の例文
・『ロシアと中国が軍事に力を入れているのは、どこかきな臭さを感じる』
・『きな臭い噂ばかりの店には、あまり行かない方が身のためだろう』
まとめ
どちらも臭うと思うようなことが起きそうなとき使う言葉ですが、より怪しい考え方していると感じる人に対しては「胡散臭い」と使い、これから危ないことが起こりそうだと感じるときは「きな臭い」と使ってみるといいでしょう。