「根治」と「完治」の違いとは?分かりやすく解釈

「根治」と「完治」の違いとは?違い

この記事では、「根治」「完治」の違いを分かりやすく説明していきます。

「根治」とは?

「根治」とは病気や症候群が二度と再発しないようにその根本的な原因から治療することです。

例えば特定の内臓が弱っているせいで病気が発生した場合、その病気を治しても内臓は弱っているままなのでまた同じ病気が発生する可能性があります。

なのでその病気を治した上で弱った内臓を健康な状態に戻すことで同じ病気が再発しないようにするというのが「根治」です。

病気の根っことなる原因が他にある場合症状に合わせて治療するだけでは治しては再発を繰り返すだけなので、「根治」のために薬や手術などで治療する必要があります。


「完治」とは?

「完治」とは病気や怪我を完全に治すことや治ったことを指します。

事故で大怪我をした場合はその怪我が治り後遺症もない状態が「完治」ですし、病気の場合は症状が治まっただけでなく病気の根本的な原因もなくなって再発の恐れがなくなった状態が「完治」です。

怪我が治っても後遺症も残ってしまっていたり、病気が治っても体質や年齢などが原因で再発し続けることが確定しているという場合は「完治」とは言えません。


「根治」と「完治」の違い

「根治」「完治」の違いを、分かりやすく解説します。

病気について発生する根本的な原因から治すことが「根治」で、病気や怪我を完全に治すあるいは治ったことが「完治」です。

「根治」は基本的に病気に付いてだけ使われる言葉ですが「完治」は怪我についても使われます。

またどちらも治療と治った状態を指す言葉として使われますが、「根治」は特に治療について使われることが多いのに対し、「完治」は治療にも治った状態にも一般的に使われる言葉です。

まとめ

「根治」は病気にだけ使って特に治療について使われる言葉で、「完治」は病気にも怪我にも使われて治療についても治った後の状態を指すのにも等しく使われるという違いがあります。

とはいえ「根治」は医療に関わる機会のある人でないと耳慣れない言葉なので、日常会話で使う分には「完治」で一纏めにしたほうがわかりやすいでしょう。

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