この記事では、「家畜」【かちく】と「家禽」【かきん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「家畜」とは?
乳を出したり、食用になるなど人の生活を豊かにするため飼われる生き物のことを「家畜」【かちく】といいます。
労働力となり、毛は服になり、卵は栄養の糧となるのです。
一昔前は家の一部を家畜小屋にして牛や豚などを飼っては餌を与えて飼っていました。
「家畜」となる生き物には広い範囲を素早く移動できる馬や、鍋肉になる猪や鹿、卵が料理に使える鶏、羽根が寝具や服に使えるアヒル、肉が食べられるキジ、ほうろう鳥などが挙げられます。
「家禽」とは?
飛翔能力をあえて欠くことで家で飼えるようにした生き物を「家禽」【かきん】といいます。
卵を産ませたり、肉をさばいて食用にするわけです。
ガチョウやアヒル、ホロホロチョウ、鶏は食用として、羽根を有効活用するために飼われています。
卵を食べるために飼われている鳥にはウズラやガチョウ、七面鳥がいますし、伝言を伝えるため飼う伝書鳩、愛玩用には大軍鶏、声良鶏、チャボが代表的です。
広げた羽が美しいとキジを飼ったり、研究用としてダチョウを「家禽」にする人もいます。
「家畜」と「家禽」の違い
「家畜」と「家禽」の違いを、分かりやすく解説します。
人が食用にするため肉にしたり、毛皮を服にする、卵を料理にしてといったように生活を豊かにするため餌を食べさせた飼育する生き物を「家畜」といいます。
家で飼っては乳を出してチーズを作ったり、肉を食べる、毛皮を服にするために飼います。
もう一方の「家禽」はペットのように容姿を見たり、鳴き声を楽しむため飼うところが違う点です。
肉にしたり、羽根を枕や布団にするなどして使いますが、畑や田んぼを耕したり、乳を出させることはありません。
まとめ
家で飼われている動物や鳥を意味する言葉を2つご紹介しましたが、飼うものや使えるところに違いがありますので、自分なりに異なる点を見比べてみるといいでしょう。
