この記事では、“important”と“importance”の違いを分かりやすく説明していきます。
「important」とは?
“important”には、3つの意味があります。
1つめは、物や事が重要なです。
重要には、軽く扱えない、重んじられる事柄という意味や、大きな結果をもたらすような事柄という意味があります。
遺産をもらえるかもしれないという話があったとします。
その額は数百万円にもなります。
遺産をもらえるかもしれない人にとっては、この話は軽く扱えないことでしょう。
これは、重要なことといえます。
2つめの意味は、人や地位などが大きな影響力を持つです。
社長は会社の中で上にある地位です。
社長の一言で社員の運命が変わってしまうことがあります。
つまり、社長は大きな影響力を持っているのです。
社長のことを、重要な人、偉い人ということがあります。
こういったことから、“important”は人や地位が重要な、偉い、有力な、著名なという意味にもなります。
3つめの意味は、人や態度が尊大なです。
威張って人を見下すような態度を尊大といいます。
体をそらせて人を上から見るような形や、自分の方が上であるかのような口のきき方は、態度が尊大だといえるでしょう。
「important」の使い方
軽く扱えないこと、大きな影響力を与えることという意味で使用をします。
人それぞれ、そのときどきによって、軽く扱えない事柄は変わってきます。
そのため、さまざまな事柄について使われている言葉です。
形容詞なので、“important occasion”のように他の語について使用をします。
「importance」とは?
“importance”には、3つの意味があります。
1つめは重要性です。
物事の本質や成功・失敗などにかかわること、非常に大切であることという意味になります。
2つめの意味は重要な地位です。
その人の発言次第で成功したり、失敗したり、物事の本質が変わってしまうような場合、その人は重要な地位にあるということができるでしょう。
3つめの意味は尊大です。
いばって、他の人が劣っていると見るようなことを意味しています。
「importance」の使い方
非常に大切なことという意味で使用をします。
あることに大きな影響を与えるようなことをいいます。
名詞として使われます。
「important」と「importance」の違い
重要という点で意味が似ているのですが、“important”は形容詞で重要な、“importance”は名詞で重要性です。
品詞に違いがあります。
品詞が違うと使われ方も違います。
重要な人とする場合、“important”を使うと“important person”となり、“importance”を使うと“man of importance”となります。
まとめ
軽く扱えないことという点で意味が似ているのですが、2つの言葉には品詞に違いがあります。
品詞が違うため、使い方にも違いがあります。