この記事では、“scientist”と“researcher”の違いを分かりやすく説明していきます。
「scientist」とは?
科学者という意味があります。
科学とは、一定の方法や目的のもとにさまざまな現象を研究する活動のことです。
研究の対象となるものには、自然現象、社会現象、政治や経済などの学問などがありますが、“scientist”は特に自然現象を研究する人のことを指しています。
自然現象を研究する学問のことは、自然科学といいます。
自然科学で研究されることは、天体・宇宙、化学、物質、生物、地球などに関する事柄です。
実験や観察などによって、これらにあてはまる一般法則を見つけようとします。
このような活動を行っている人が“scientist”です。
「scientist」の使い方
一定の目的や方法のもとに、さまざまな事象を調べる人のことを指して使用します。
とくに天体・宇宙、化学、物質、生物、地球などを研究する人、つまり自然科学を研究する人のことを指して使用します。
「researcher」とは?
研究をする人、調査をする人のことです。
研究とは、物事を詳しく調べたり、深く考えたりして、事実や真理などを明らかにすることです。
対象となるものはさまざまです。
現代では、縄文時代の人たちはどのような暮らしをしていたのかということが、あるていどわかっています。
これは、縄文時代の人たちが暮らしていたであろう場所を調べたり、発見されたものを調べたりする人がいるからこそわかったことです。
縄文時代に関することを詳しく調べて、事実であろうことを明らかにしています。
この調べている人が“researcher”です。
調査とは、物事の実際の状態や物事の動いていく方法、傾向を調べることです。
日本では国勢調査というものが行われています。
これは、地域ごとの人口、世帯数、年齢別男女比、職業状況などを明らかにするためのものです。
このような活動が調査です。
こういったことを調べる人が“researcher”になります。
“researcher”が調べる対象はさまざまで、市場のこと、言語生活のことなど、いろいろと調べています。
「researcher」の使い方
研究をする人、調べる人のことを指して使用します。
研究の対象とするもの、調べる対象とするものはさまざまです。
「scientist」と「researcher」の違い
どちらの言葉にも調べる人という意味が含まれているのですが、何を調べるのかという点に違いがあります。
“scientist”は科学、特に自然科学を調べる人のことです。
“researcher”は何を調べるのか意味に含まれておらず、自然科学以外のことを研究したり、調べたりする人のことも指しています。
まとめ
調べる人のことを指している2つの言葉ですが、何を調べる人なのかという点で意味が違う言葉です。