この記事では、“reporter”と“journalist”の違いを分かりやすく説明していきます。
「reporter」とは?
“reporter”には、2つの意味があります。
1つめは、ある事柄を伝える人です。
特にその任務を与えられている人のことをいいます。
ある事柄とは、スポーツだったり、芸能関係だったり、自動車事故だったり、火事だったり、さまざまです。
たとえば、ある野球選手が海外で目覚ましい活躍を見せてくれていたとします。
しかし、どんなに素晴らしい活躍をしていても、遠く離れた日本の人は誰かが教えてくれないと、その活躍を知ることはできません。
そこで、伝えてくれる人の出番です。
情報を集め、それを他の人たちに伝えます。
“reporter”はうわさ話を近所の人に伝えるような人のことではなく、特に新聞やテレビなどを通して伝える人のことを指しています。
もう一つの意味は、裁判所や議会などの記録者、速記者です。
裁判所や議会などには、そこで話されたことを記録する人がいます。
その人のことを指す言葉です。
“reporter”には2つの意味がありますが、どちらも人のことを指しています。
「reporter」の使い方
ある出来事を伝える人のことを指して使用します。
子どもが学校であったことを親に伝える、近所であった出来事を近所の人たちに伝えるといったことではなく、新聞やテレビのニュースなどで伝える人のことを指しています。
「journalist」とは?
“journalist”には、2つの意味があります。
1つめは、日記をつける人です。
日記とは、日々の出来事を書いたものです。
これを書く人のことを指しています。
もう一つの意味は、時事問題にかかわりのある人です。
雑誌や新聞などを一定の方針に従ってまとめる人、雑誌や新聞で情報の収集・編集・執筆を行う人のことを指しています。
時事問題とは、そのときどきの社会の問題です。
たとえば、いま政治はどうなっているのかなどがそれにあたります。
新聞には、毎日政治のことや社会で起こった事件などが記載されています。
これらは、誰かが情報を集めて、編集をして、文章を書いたものです。
この作業を行っている人が“journalist”です。
「journalist」の使い方
日記をつける人の意味よりも、時事問題にかかわりのある人の意味で使われることの方が多いです。
情報の収集や編集作業のことを指しているのではなく、それらを行う人のことを指しています。
「reporter」と「journalist」の違い
どちらも情報を伝える人のことですが、どのような情報を伝えるのかという点で意味が違います。
“reporter”は、さまざまな出来事を伝える人です。
スポーツ、芸能、事件など、さまざまなことを伝えています。
“journalist”は時事問題を伝える人です。
スポーツや芸能関係のことではありません。
まとめ
2つの言葉は何かを伝える人のことを指していますが、何を伝える人なのかという点で意味が違っています。