「用務」と「業務」の違いとは?分かりやすく解釈

「用務」と「業務」の違いとは?違い

「用務」「業務」はどちらも日々の仕事を表す言葉です。

2つの言葉はどのような違いで使い分けられているのでしょうか。

今回は、「用務」「業務」の違いを解説します。

「用務」とは?

「用務」とは、「義務として課されているやらなければいけない仕事」を指す言葉です。


「用務」の使い方

放置すると問題が発生するようなやらなければならない仕事を指します。

ノルマとして課されるような業績として果たさなければいけない仕事ではなく必要性から果たさなければいけない仕事、例えば施設の管理や掃除などが「用務」に当たります。

必要性が高く誰かがやらなければいけない仕事が「用務」であり、一見重要には見えないものも含まれますがそれがなければ活動に大きな支障をきたす可能性がある重要な仕事です。


「業務」とは?

「業務」とは、「日常的にこなさなくてはいけない継続性のある仕事」を指す言葉です。

「業務」の使い方

仕事の中でも毎日処理する必要があるような反復的で継続性のある仕事を指します。

一般的には日常にこなしている当たり前の仕事を指す言葉として使うことが多く、いわゆるルーチンワークと呼ばれる仕事が「業務」に当たります。

毎日こなしているので意識が薄れがちですが継続的に需要がある重要な仕事です。

「用務」と「業務」の違い

やらなければいけない仕事が「用務」、繰り返される継続的な仕事が「業務」という違いで区別されます。

一般的には特別性がなく必要ではあるものの誰でもこなせるような仕事を「用務」、ある程度の専門性が必要な仕事を「業務」と呼んでいます。

「用務」が使われるのは学校の管理など限定的なのに対し、「業務」は様々な分野で広く使われているのも相違点です。

「用務」の例文

・『淡々と用務をこなす』
・『用務員に採用される』

「業務」の例文

・『的確に業務をこなす』
・『業務内容を報告する』

まとめ

「用務」「業務」は似ているようで意味が異なる表現です。

どんな仕事をどのようにこなしているのかを基準に区別してください。

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