「脆弱」と「弱い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「脆弱」と「弱い」の違いとは?違い

この記事では、「脆弱」「弱い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「脆弱」とは?

「脆弱」とは脆く弱い性質です。

強度が低くて壊れやすかったり、強い力が出せなかったりという状態や、そういった特性を指します。

IT用語としてはプログラムやセキュリティの欠陥やバグを指しますが、これもそのプログラムの崩壊に繋がりかねない弱い部分という性質を指して使われる言葉です。

他のものと比べてどうかではなく、それだけを見ても壊れたり形が歪みやすいというものに使われます。


「弱い」とは?

「弱い」とは力や技術や丈夫さなどが劣っていることです。

何らかの基準となるものや、他のものと比較ものがあることが前提として、それらと比べると力などが低く劣っているということを指します。

そのためその場には弱いと言われたものだけで、比較対象となるものがなかったとしても、過去の経験や知識から何かと比べて下している評価が弱いです。


「脆弱」と「弱い」の違い

「脆弱」「弱い」の違いを、分かりやすく解説します。

強度が低かったり強い力が出せない状態や性質が「脆弱」で、力などが低く劣っていることが「弱い」です。

「脆弱」は特に脆いという意味で使われますが、「弱い」は特に力が低いという意味で使われます。

また「脆弱」は他のものと比べて壊れやすいかどうかという話ではなく、それだけ見て壊れやすいかどうかを指すのに使われる言葉です。

それに対して「弱い」は基準や比較対象と比べて力などが劣っていることを指します。

「脆弱」の例文

・『衝撃には強いが切り傷には脆弱な防犯フィルム』
・『脆弱なセキュリティシステム』

「弱い」の例文

・『力が弱い男性』
・『私は生まれつき体が弱い』

まとめ

「脆弱」は主に脆さを表す言葉で、「弱い」は力など様々な要素について劣っていることを表す言葉です。

また「脆弱」は何かと比べるわけでもなく単純に壊れやすいという意味で使われますが、「弱い」は基準や何かと比べたうえでそれを下回っているという意味で使われるのも両者の違いになります。

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