この記事では、「正妻」と「本妻」の違いを分かりやすく説明していきます。
「正妻(せいさい)」とは?
「正妻」とは、「法律上における正式な妻」や「一夫多妻制における、第一位の妻」を意味する言葉です。
「正妻」の類義語には後述する「本妻(ほんさい)」や「正室(せいしつ)」があります。
「正妻」の使い方
「正妻」は名詞として使われています。
「本妻(ほんさい)」とは?
「本妻」とは、「正式の妻」や「元から妻」、「古くからの妻」という意味を指す言葉です。
「本妻」の類義語には先述した「正妻」や「正室」があります。
「本妻」の使い方
「本妻」は名詞として使われています。
「正妻」と「本妻」の違い
「正妻」と「本妻」はどちらも「法律上における正式な妻」という意味を含める言葉です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「正妻」の例文
・『史料の記述が一致しないことから、この女性は、正妻であったのか妾であったのかについて議論が続けられている』
・『正妻と愛妾のあいだで政治的なトラブルが引き起こされた』
・『この武将は生涯、妾をとらず、正妻と死ぬまで仲睦まじく暮らしたそうだ』
・『この王は正妻をはじめ、十数人もの妻を娶ったことで有名である』
「本妻」の例文
・『本妻が早くに病気で亡くなったため、お家存続のために後妻を迎えることになった』
・『本妻とのあいだに出来た子と妾とのあいだにできた子が後に後継争いを勃発させることになった』
・『本妻による機転のおかげで、夫は九死に一生を得ることができた』
・『この人物は本妻の子供でないことから、幼い頃は冷遇されていたと伝わっている』
まとめ
「正妻」は「法律上における正式な妻」や「一夫多妻制における、第一位の妻」を意味する言葉であり、「本妻」は「正式の妻」や「元から妻」、「古くからの妻」という意味を指す言葉でした。
どちらも、主たる意味は「正式な妻」であることから、2語は類義語の関係に当たると言えます。