この記事では、「ITパスポート」と「基本情報技術者試験」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ITパスポート」とは?
ITパスポートとは、情報処理技術者試験の1区分です。
情報処理技術者試験は経済産業省が認定している国家資格で、情報処理に関する知識と技能を認定しています。
12の区分があり、ITパスポートはその中でも初歩的なレベルになっています。
ITを活用する人すべてに必要となる知識を身につけていることを証明するものです。
試験では経営管理やマネジメントの知識も出題されます。
これは経営やマネジメントの分野でITを活用できる人材を育てることを目的としているからです。
「基本情報技術者試験」とは?
基本情報技術者試験も情報処理技術者試験の12ある区分のうちの1つです。
基本情報技術者試験は、ITエンジニアとなるために必要な知識や技能を身につけていることを証明するために行います。
情報処理技術者試験の中でも応募者が一番多い試験区分で、プログラマーやシステムエンジニアを目指す人等が受験することが多いです。
「ITパスポート」と「基本情報技術者試験」の違い
ITパスポートも基本情報技術者試験も情報処理技術者試験の12ある区分の1つです。
IT利用者向けなのがITパスポートで、技術者向けなのが基本情報技術者試験になります。
また、情報処理技術者試験では試験の難易度が1〜4で表されています。
ITパスポートはレベル1で、基本情報技術者試験はレベル2になります。
そのためITパスポートより基本情報技術者試験の方が試験の難易度は高いといえるでしょう。
それからITパスポートでは、経営やマネジメントの分野の知識も問われます。
まとめ
どちらも情報処理に関する知識や技能を証明する情報処理技術者試験の1区分ですが、IT利用者向けの試験がITパスポートで技術者向けの試験が基本情報技術者試験です。
試験の難易度が高いのは基本情報技術者試験になります。