「正義」と「大義」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「正義」と「大義」の違いを分かりやすく説明していきます。
「正義」とは?
「正義」とは、人の道にかなって正しいことを意味します。
そのほか、正しい意義や正しい解釈。
社会における評価基準として用いられることも多く、その違反に対し厳格な制裁を伴う規範も意味します。
簡単に言えば、「正義」は、正しい行動や善い行いなどを意味する言葉となります。
そのため、類語には「中正」や「公平」、「ジャスティス」などが適正な言葉で、対義語は「不義」となります。
「正義」の使い方
「正義」を用いた言葉はたくさんあります。
「正義の味方」や「正義のヒーロー」、「正義感」など、様々な言葉に用いられています。
「大義」とは?
「大義」は、人として守るべき道義や国家や君主への忠誠、親への孝行といった意味があります。
そのほか、重要な意義や大切な事柄を意味する「大義」。
簡単に言えば、自分自身や家族などがお世話になった人のために行動すること。
自国や君主のために行動することが「大義」となります。
そのため、類語には「務め」や「責務」、「債務」、「義務」などが適正な言葉で、対義語は「小義」となります。
「大義」の使い方
「大義」を用いた言葉には、「大義名分」や「大義に就く」、「大義に殉じる」などがあります。
「正義」と「大義」の違い
「正義」と「大義」は、別の意味を持つ言葉です。
「正義」は、正しい行動や善い行いなどを意味する言葉。
「大義」は、自分自身や家族などがお世話になった人のために行動すること。
自国や君主のために行動することを意味する言葉となり、「大義」が必ずしも正しい行いとは限りません。
「正義」の例文
・『子どもの頃、正義のヒーローに憧れました』
・『彼は、とても正義感の強い男性です』
・『私にとって正義の味方は家族です』
・『一体、何が正義なのか自問自答する』
「大義」の例文
・『彼は、大義のために戦った』
・『大義のために尽力を尽くす』
・『大義名分を明らかにする』
・『私は大義を弁える』
まとめ
以上のように「大義」は必ずしも、正しい行いとは限らないといった大きな違いがあります。