この記事では、「cow」と「cattle」の違いを分かりやすく説明していきます。
「cow」とは?
“cow”の主な意味は3つあります。
1つめは雌牛です。
当然ですが、牛には雌と雄がいます。
“cow”は雌の牛のことを指しています。
雌の牛といっても、乳牛と肉牛があり、“cow”は特に乳牛のことを指しています。
乳を出すのは雌の牛だけです。
しかし、雌の牛ならいつでも乳を出せるわけではありません。
1歳を過ぎたくらいから妊娠させられ、出産をした後から乳を出すようになります。
日本の場合は、ホルスタイン種とジャージー種が主に飼育されています。
“cow”というときには、雌の牛の品種は意味に含まれていません。
2つめの意味は、ゾウやクジラなど大きな動物の雌です。
大きいとはどれくらいのサイズなのか明確な定義はありませんが、“cow”はネズミやウサギなどの小動物の雌のことではありません。
3つめの意味は、でぶでだらしない女です。
「cow」の使い方
いくつかの意味がありますが、乳を出すことができる性別の牛のことを指して使用することが多くあります。
食肉用の牛よりも、乳牛のことを指す場合が多いです。
乳牛には雌しかいないので、雌牛を指していることになります。
大きな動物の雌を指すときには、“cow”の後に動物の種類の名前がつきます。
たとえば雌のヘラジカの場合だと“cow moose”になります。
「cattle」とは?
“cattle”は、牛、畜牛のことです。
牛には雌と雄がいますが、“cattle”はどちらのことも指しています。
雄の場合、性腺を除去して機能をなくしたもの、つまり去勢したものと、そうでないものがいます。
去勢をするのは、去勢をせずに飼育していると牛の性質が荒く、飼育が大変だからです。
“cattle”はどちらのことも指しています。
去勢している雄牛、去勢していない雄牛、雌牛のことを意味する言葉です。
また、馬や豚などを含む家畜の意味もあります。
“cattle”がもともと持っていた意味は「富」で、馬や豚などの家畜は財産とされていました。
牛も財産です。
「cattle」の使い方
牛や牛以外の家畜のことを指して使用します。
肉牛、乳牛、雄牛、雌牛、どの牛のことも指して使用することが可能です。
家畜には牛の他に、馬、豚、鶏、羊などがいます。
これらのことを指しても使える言葉です。
「cow」と「cattle」の違い
偶蹄目ウシ科の哺乳類で家畜化されたもの、つまり牛を指している言葉ですが、どのような牛なのかという点で意味が異なります。
“cow”は雌牛のことで、特に乳牛のことを指しています。
牛以外の大きな動物の雌のことも意味します。
“cattle”は性別に関係ありません。
より広い範囲の牛のことを指しているのは“cattle”です。
まとめ
牛を意味する2つの言葉ですが、乳を出す牛のことだけを指しているのか、雄も雌も含めて指しているのかという点で意味が異なります。