この記事では、“doctor”と“surgeon”の違いを分かりやすく説明していきます。
「doctor」とは?
“doctor”の主な意味は3つあります。
1つめは医者です。
医者とは、病気の人の診察や治療をする職業です。
日本の場合が科が細かくわかれており、眼科の医者、皮膚科の医者、内科の医者、外科の医者、歯科の医者などがあります。
“doctor”という言葉には、何科の医者なのかという意味は含まれていません。
しかし、米国では主に内科医、外科医、小児科医、歯科医、獣医のことを指しています。
また、病人の診察や治療をする人を呼びかけるときの言葉でもあります。
2つめの意味は博士、博士号です。
この場合、“D.”や“Dr”と略して表記されることがあります。
1つめと2つめは名詞の意味ですが、動詞では治療するという意味があります。
治療の方法には、外用薬や内服薬を用いる、注射をする、外科手術をするなどがあります。
“doctor”には、どのような方法で治療するのかは意味に含まれていません。
人を治療する以外にも、猫や犬に避妊手術・去勢手術をする意味もあります。
「doctor」の使い方
医者のことを指して使用します。
医者を呼びかける時にも使われる言葉です。
どのような科の医者なのかは意味に含まれていないので、どのような科の医者に対しても使うことができます。
米国では特に、内科医、外科医、小児科医、歯科医、獣医などのことを指します。
「surgeon」とは?
外科医、軍医、船医のことです。
外科医とは、手術による治療を主にする医者のことです。
主な診療部位は、内臓、骨、歯、皮膚などです。
軍医とは、軍事に従事している官吏で医療に従事しているもののことです。
日本の著名な軍医には、森鴎外がいます。
船医とは、船に乗って乗組員や乗客などを診察したり、医療行為をしたりするもののことです。
「surgeon」の使い方
外科医、軍医、船医のことを指して使用します。
さまざまな科の医者がいますが、内科医や精神科医などのことではありません。
手術をして治療をするもの、軍事に従事するもので診察や治療をするもの、船に乗って乗組員や乗客の診察や治療を行うもののことを指しています。
「doctor」と「surgeon」の違い
どちらも医者を意味する言葉ですが、どのような医者なのかという点で意味が異なります。
広く医者というときには“doctor”が使用されます。
内科医も外科医もいうことができます。
また、治療をするという意味もあります。
医者の中でも外科医、軍医、船医のことは“surgeon”といいます。
“doctor”は呼びかけに使われますが、“surgeon”は呼びかけには使われません。
まとめ
医者にもいろいろとあり、2つの言葉はどのような医者のことを指しているのかという点で意味が異なります。
より広い範囲の医者を指しているのは“doctor”です。