大学受験に関する数字として「合格者数」と「入学者数」があります。
2つの数字はそれぞれ何を表していてどう違うのでしょうか。
今回は、「合格者数」と「入学者数」の違いを解説します。
「合格者数」とは?
大学受験の「合格者数」とは、「試験の結果により大学が合格であると認めた人の数」です。
「合格者数」の使い方
学校が試験を開催し採点結果により入学資格を与える人と与えない人を選別する仕組みのことを「受験」といいます。
試験で基準となる点数よりも上回る得点を獲得し入学資格を得ることを「合格」、基準点に届かず入学資格を得られないことを「不合格」といいます。
「合格者数」とは大学受験の結果により大学が合格であると認め入学資格を与えた人の総数を指す言葉です。
「入学者数」とは?
大学受験の「入学者数」とは、「入学手続きをして大学の学生になった人の数」です。
「入学者数」の使い方
手続きをして学校の生徒や学生になることを「入学」といいます。
多くの学校は年に1度まとめて生徒や学生を迎え入れますが、その年に入学した人の数を指す言葉が「入学者数」です。
「合格者数」と「入学者数」の違い
「合格者数」と「入学者数」の違いは「入学手続きをしたかどうか」です。
「合格者数」が試験で基準を満たし入学資格を得た人の数を指すのに対し、「入学者数」は入学資格を得た人のうち実際に手続きをして入学した人の数を指します。
大学に入学するには入学資格を得る必要があるため入学者は全て試験の合格者です。
ただし合格者の中には滑り止め受験なども含まれるためすべての合格者が入学するわけではなく、実際に入学手続きして学生になる人は合格者の数を下回ります。
試験で合格した「合格者数」から入学手続きしなかった人数を引いた数が「入学者数」になります。
「合格者数」の例文
・『合格者数が発表された』
・『入学辞退を見越して定員より合格者数を多めにする』
「入学者数」の例文
・『入学者数の落ち込みが深刻だ』
・『合格者に対して入学者数が少なすぎる』
まとめ
「合格者数」と「入学者数」は入学する権利を得た人と権利を行使した人の違いで区別されます。
明確な基準で区別される言葉なので憶えておきましょう。