「合資会社」と「合名会社」の違いとは?分かりやすく解釈

「合資会社」と「合名会社」の違いとは?違い

この記事では、「合資会社」「合名会社」の違いを分かりやすく説明していきます。

「合資会社(ごうしがいしゃ)」とは?

「合資会社」とは、「有限責任社員と無限責任社員の両方で構成されている会社」を意味する言葉です。

「合資会社」は最小で2人から設立ができ、株式会社の設立に25万円ほど掛かるのに対して、「合資会社」は10万円ほどに収めることができます。

また、「合資会社」は現金による出資を義務付けられていないので、資本金を準備する必要がありません。

ちなみに、「株式会社」は(株)と表記されるのに対して、「合資会社」は(資)と表記されます。


「合資会社」の使い方

「合資会社」は名詞として使われています。


「合名会社(ごうめいがいしゃ)」とは?

「合名会社」とは、「無限責任社員のみで構成されている会社」を意味する言葉です。

「無限責任社員」とは「出資した債権者に連帯して負債を負う社員」のことであり、「有限責任社員」とは「出資額を上限に債権者への責任を負う社員」を意味します。

「無限責任社員」のみで構成される「合名会社」は、複数の個人事業主たちから成り立っている会社とも言えます。

ちなみに、「合名会社」は(名)と表記されます。

「合名会社」の使い方

「合資会社」は名詞として使われています。

「合資会社」と「合名会社」の違い

「合資会社」「有限責任社員と無限責任社員の両方で構成されている会社」のことです。

対して、「合名会社」「無限責任社員のみで構成されている会社」のことです。

「合資会社」の例文

・『手続きが全て完了し、晴れて合資会社を設立できた』

「合名会社」の例文

・『彼は知人らと共に合名会社の運営をしている』

まとめ

「合資会社」とは、「有限責任社員と無限責任社員の両方で構成されている会社」を意味する言葉です。

「合名会社」とは、「無限責任社員のみで構成されている会社」を意味する言葉です。

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