「竹の子」と「筍」の違いとは?分かりやすく解釈

「竹の子」と「筍」の違いとは?違い

この記事では、「竹の子」「筍」の違いを分かりやすく説明していきます。

「竹の子(たけのこ)」とは?

「竹の子」とは、イネ科タケ亜科タケ類、いわゆる「竹」の地下茎から出てくる若芽のことです。


「筍(たけのこ)」とは?

「筍」とは、先述した「竹の子」と同じく竹の地下茎から出てくる若芽のことです。


「竹の子」と「筍」の違い

「竹の子」「筍」の違いを、分かりやすく解説します。

「竹の子」「筍」は漢字表記が違うだけで、どちらも同じく「竹の地下茎から出てくる若芽」のことを指します。

「筍」という漢字ですが、旬は10日間という意味を表し、タケノコが10日の間で竹にまで生長するという生態に由来しています。

したがって、「タケノコ」を食べることができる期間も本当にわずかしかないのです。

竹の種類はたくさんありますが、「タケノコ」として食用にできるのは「孟宗竹(もうそうちく)」「淡竹(はちく)」「真竹(またけ)」「四方竹(しほうちく)」「月山竹/寝曲がり竹/姫竹/」「寒山竹(かんざんちく)」「緑竹」など数種しかありません。

この中でも「孟宗竹」は最も親しまれており、一般的に「タケノコ」と言えば、この「孟宗竹のタケノコ」を指すことがほとんどです。

「タケノコ」はたけのこご飯や和え物、椀種、煮物、焼き物、炒め物、揚げ物などに用いられ、どの料理に用いるかによって部位が使い分けられています。

また、「タケノコ」を乳酸発酵させた台湾料理の漬物「メンマ(乾筍)」はラーメン具材としてもお馴染みの食品です。

ちなみに、「タケノコ」を意味する漢字には「竹の子」「筍」の他に「笋」もあります。

「笋」「たかんな」とも読まれ、「たかんな」とは「たけのこ」の古名であり、「たかんな」が変化し、「たこうな」とも呼ばれていました。

まとめ

「竹の子」「筍」はどちらも「タケノコ」(=竹の地下茎から出てくる若芽)のことであり、単に漢字の表記が違うだけということでした。

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