この記事では、「擁護」と「弁護」の違いを分かりやすく説明していきます。
「擁護」とは?
「擁護」は「ようご」と読みます。
意味は「弱い者を侵害されたり、危害を加えられたりすることからかばい守ること」です。
社会的な立場が弱く、他社から人権を侵害されたり、暴力を振るわれたりする恐れのある人を、その様な行為からかばい守ることを表します。
「擁護」の言葉の使い方
「擁護」は名詞として「擁護する・した」「擁護される」「擁護者」などと使われます。
「擁」は「抱きかかえる」「周囲から守り助ける」という意味、「護」は「まも(る)」とも読み「かばい守る」「たすける」という意味、「擁護」で「弱い立場の人を、周囲からかばい守ること」になります。
法的な手続きを代行したり、相談に乗ったりなど、個人・組織での様々な活動が含まれます。
「弁護」とは?
「弁護」は「べんご」と読みます。
意味は「その人が不利にならない様に、事情や根拠などを主張してかばうこと」です。
本人だけでは信用してもらえない、決め手が薄いなどの場合に、本人に変わって事情や正当性を述べて、好ましい結果になる様に助けることを表します。
「弁護」の言葉の使い方
「弁護」は名詞として「弁護する・した」「弁護人」「弁護士」などと使われます。
「弁」は「わきま(える)」とも読み「是非・善悪を区別する」「筋道を立てて話す」という意味、「護」は「かばい守る」「たすける」という意味、「弁護」で「その人の事情を筋道立てて話し、かばい守ること」になります。
基本的に、言葉で述べて人を助ける行為に使われます。
「擁護」と「弁護」の違い
「擁護」は「弱い立場の人を、周囲からかばい守ること」です。
「弁護」は「その人の事情を筋道立てて話し、かばい守ること」です。
まとめ
今回は「擁護」と「弁護」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。