この記事では、「与件」と「要件」の違いを分かりやすく説明していきます。
「与件」とは?
与件は、よけんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、あたえるや一緒に力を合わせるといった意味を持っている与の漢字に、事柄とか事柄を数えるのに使用する語といった意味を有する件の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ与件は、解決すべき問題の前提として与えらるものといった意味を表すのです。
ビジネスシーンでは、最低条件や必須ポイント等といった意味でこの与件の言葉が使われています。
「要件」とは?
要件は、ようけんと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、大切な部分やかなめといった意味の要の漢字に、問題として取り上げられる個々の事物等の意味がある、件の漢字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から要件は、重要な用事とか、必要となる条件という意味を示すのです。
つまり必要だったり重要な事柄を表現する際に、用いられる言葉となっています。
「与件」と「要件」の違い
与件と要件の漢字表記を見比べれば、最初の漢字が与と要の違いが存在する事を直ぐに発見可能です。
所が、よけんとようけんと読み方はかなり似ているため、使い分けを意識するとごっちゃになる恐れは十分に有り得ます。
とはいえ表現する意味には違いがあり、与件は解決する必要がある問題の前提として与えられたもの、といった意味を表すのです。
一方の要件は、大切な用事に重要な条件といった意味を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字がある上に、読み方も似ているのです。
そのため混同してしまう人もいますが、指し示す意味には相違点があるので、そこを踏まえれば上手に使い分けが出来ます。
ちなみに与件は、解決すべき問題の前提条件という意味の言葉として使われているのです。
対する要件は、大切な用事や必要となる条件等の意味を持つ言葉として用いられています。
