この記事では、“chant”と“sing”の違いを分かりやすく説明していきます。
「chant」とは?
“chant”には、2つの意味があります。
1つめは、詠唱する、さえずるです。
詠唱とは、詩に旋律をつけて歌うことです。
“chant”は主に聖歌や祈りに節をつけて歌うことをいいます。
さえずるとは、小鳥が何度もなくことです。
スズメは、しばらくの間、ずっとチュンチュンと鳴いています。
このような鳴き方です。
カラスはカーカーと鳴きますが、小鳥というほどの大きさではなく、また一度鳴くだけでひっきりなしに鳴いているわけではなく、このような鳴き方は“chant”ではありません。
もう一つの意味は、繰り返し言う、ほえ立てるです。
繰り返し言うは、スローガンなどを決まった文句を何度も言うことを意味しています。
ほえ立てることについては、人が怒鳴るようなことではなく、猟犬などがほえ立てることを意味しています。
猟犬には、獲物に向かってほえて獲物の動きをとめる、ほえることで獲物のいる場所を飼い主に教えるなどの役割があります。
このときにワンワンいいますが、このほえ方を意味しています。
「chant」の使い方
2つの意味がありますが、どちらも同じ音を繰り返す意味を持っています。
さえずりは同じ鳴き声を繰り返しており、猟犬がほえ立てるのも同じ鳴き声を繰り返しています。
このような繰り返しの音について使用をします。
「sing」とは?
“sing”には、4つの意味があります。
1つめは歌うです。
一人で歌を口ずさむようなことよりも、誰かのために歌う、音楽に合わせて歌うことを指しています。
たとえば子守歌の場合、赤ちゃんに向かって、赤ちゃんのために歌っています。
仕事で歌うことも意味に含まれます。
2つめは鳴るです。
波の音がする、やかんが沸騰をして音を立てる、機械がうなるといった意味の鳴るです。
3つめは歌を作るです。
歌手が歌を作る、詩人が歌い上げるといったことを意味しています。
4つめは犯人が自白をすることです。
自分から犯した罪をいう、犯した罪を認めるという意味になります。
「sing」の使い方
音を出すことについて使用する言葉です。
一人で音を出すことよりも、誰かに向かって音を出すことについて使われることが多くあります。
たとえば、赤ちゃんに向かって子守歌を歌う、やかんが音を立てて沸騰したことを知らせてくれる、犯人が自白するなどは、誰かに向かって音を出していることになります。
「chant」と「sing」の違い
“chant”には繰り返し言うという意味がある通り、繰り返す音のことを指しています。
さえずりやほえ立てるのも繰り返しの音です。
“sing”は歌うことを指しています。
誰かに向かって音を出すようなことです。
まとめ
どちらの言葉も音に関係する意味を持っていますが、どのような種類の音なのかという点で意味が異なります。