この記事では、“bell”と“Chime”の違いを分かりやすく説明していきます。
「bell」とは?
“bell”には、2つの意味があります。
1つめはベルです。
ベルとは、呼び鈴、鐘、鈴のことです。
家の玄関にはボタンがあり、そのボタンを押すと「ピンポーン」や「リンリン」などの音がします。
これが呼び鈴です。
人を呼んだり、合図のために使用するものを指しています。
現在の日本ではあまりみられませんが、昔は呼び鈴を鳴らして召使を呼んでいました。
電話がかかってくると音がします。
これは電話がかかったことを合図しているということができます。
そのことから、“bell”には電話という意味もあります。
もう一つの意味は、ベル状のものです。
漏斗や管楽器などのラッパ状の形をしたものを指しています。
日本の全国各地の土手などで見られる植物に、ホタルブクロというものがあります。
ホタルブクロの花は釣り鐘状になっています。
“bell”はこういった形を指す言葉です。
「bell」の使い方
呼び鈴、鐘、鈴の意味で使用されることが多いです。
玄関の呼び鈴、引っ張ってならす鐘、警鐘、ボクシングのゴングなど、さまざまな“bell”があります。
「Chime」とは?
“Chime”には、調律された一組の鐘、楽器のチャイム、玄関のチャイムという意味があります。
調律された鐘には、時鐘などがあります。
時鐘とは、時間を知らせるための鐘のことです。
江戸時代には現在使用されている腕時計のようなものはなく、時刻は鐘で知らせていました。
現在でもお昼や午後5時くらいに鐘の音を鳴らす地域があります。
こういった鐘が時鐘です。
楽器のチャイムとは、のど自慢大会などで審査のときに鳴らして使われている楽器です。
オーケストラでも使用されています。
太い金属製の筒を縦にして、いくつも並べられています。
金属の筒を叩くと音がします。
“Chime”は動詞だと鳴らすという意味になります。
一組の鐘や玄関のチャイムを鳴らすことです。
「Chime」の使い方
楽器のチャイムに似た音を出すものを指す言葉で、特に調律された一組の鐘、楽器のチャイム、玄関のチャイムを指して使用をします。
「bell」と「Chime」の違い
鐘という点で意味が似ている言葉ですが、まったく同じものを指しているのではありません。
“bell”は鐘やその音、鐘の形をしたもののことを指しています。
打ち鳴らすために作られたもの、呼ぶためのものなどのことです。
引っ張って鳴らすもの、ボクシングのゴングなど、さまざまなものがあります。
“Chime”は楽器のチャイムのような音を出すものを指しています。
楽器のチャイムや玄関のチャイムなどのことです。
“bell”の方が指しているものの幅が広いです。
まとめ
鐘という点で意味が似ている言葉ですが、鐘の形をしたもの、呼ぶためのものという意味と、チャイムのような音をさせるものという意味で違いがあります。