「nasty」と「harsh」は使い分けに悩む英単語です。
具体的にどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
今回は、「nasty」と「harsh」の違いを解説します。
「nasty」とは?
「nasty」とは、「ひどい」という意味を持つ英単語です。
「nasty」の使い方
程度が普通ではない状態を表します。
一般的には不快な物事に対して用いられる表現で、我慢できないほど程度がはなはだしく耐え難い状態を表す言葉です。
日本語に訳すと「ひどい」がふさわしい表現になり騒音が我慢できないほどうるさかったり何度もしつこく繰り返されたりなど、内容だけではなく量や回数が度を越していて不快感が生じている様子に対して用いられます。
「harsh」とは?
「harsh」とは、「きつい」という意味を持つ英単語です。
「harsh」の使い方
通常と比べて程度が過ぎているさまを表します。
手心を加えたり気遣ったりなどの配慮がない容赦のなさを表す言葉で、日本語に訳すと「手厳しい」「辛辣」「過酷」といった表現になります。
程度が過ぎていることに悪意はなく結果とし辛く厳しい状態になっている場合に用いられる表現です。
「nasty」と「harsh」の違い
「nasty」と「harsh」の違いは「不快感」です。
どちらも程度がはなはだしい様子を表す形容詞ですが度を越しているせいで不快な場合は「nasty」、優しさや配慮に欠けていて厳しいが特に不快ではない場合は「harsh」という不快に思っているかいないかの違いで使い分けられます。
「nasty」には意地悪や嫌がらせなど悪意の要素が含まれるのに対し「harsh」は厳しさはあっても悪意は含まれない、という悪意の有無でも区別されます。
まとめ
「nasty」と「harsh」はどちらも良い意味ではありませんがニュアンスはかなり異なります。
言葉の印象が大きく違うのでそれぞれの言葉が表す意味合いを正しく理解しておきましょう。