この記事では、「水難」と「水害」の違いを分かりやすく説明していきます。
「水難」とは?
水難とは、すいなんという読み方をするのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、水素と酸素の化合物といった意味の水の漢字に、災いや事態が上手く行かないといった意味がある難の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ水難は、水による災難や溺死といった意味を表すのです。
「水難」の言葉の使い方
水難は、水によって生じる災いといった意味の言葉として使われているのです。
特に海や川等で溺れてしまう事を、この言葉を使って水難事故と呼んだりします。
「水害」とは?
水害は、すいがいと読むべき言葉です。
文字で表記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、無味無臭の液体で湯とは違い温度が高くないものといった意味を持つ水の漢字に、傷つけるや災いといった意味を有する害の漢字を付け加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から水害は、高波や洪水により生じる被害といった意味を示すのです。
「水害」の言葉の使い方
水害は文字通り、水によってもたらされる被害といった意味の言葉として用いられています。
特に洪水や高波が生じる事で、生まれてしまう被害に対して、この水害という言葉が使用されているのです。
「水難」と「水害」の違い
水難と水害の漢字表記を並べれば、直ぐに2文字目の漢字が、難と害と違いがある事に気付く事が出来ます。
所が最初の漢字は同じ水であり、どちらも水により受ける災いといった意味を表すのです。
ただし意味合いのニュアンスは違っており、水難は水による災難といった意味で、溺れる等の事故を表現する事が多くなっています。
一方の水害は、洪水等が原因で受ける被害といった意味を示すのです。
まとめ
2つの言葉は、2文字目の漢字に違いがあるものの、最初は同じ水の漢字が使われており、しかも水による災いといった似た様な意味を所有しています。
ですが水難の方は、溺れるといった様に水によって生じる災難といった意味を表す際に使われる言葉です。
対する水害は、高波や洪水により発生する被害、という意味を示す際に用いられています。