この記事では、「等々」と「等」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「等々」とは?
同じ物がいくつもあると伝えられるのが「等々」【とうとう】です。
例えば、葡萄の種類を伝えるときは巨峰やシャインマスカットなどたくさんの種類があるという部分を簡単に「等々」で伝えます。
2つ3つと数種類あるというよりも、数十種類あると分かりやすく文章の語尾に付けて伝えるのです。
たくさん種類を紹介すると文章が長くなってしまうので、省略していくつも種類があると伝えるときに使われています。
「等」とは?
取り上げた物の他にも、まだ同等な種類があると文章で伝えるとき使うのが「等」【など】です。
「うどんや蕎麦等が注文できます」といえば、麺類にも色々な種類があると伝えられます。
他の使い方としては、「刺身定食の他に揚げ物等も御座います」と、もう1つ違う料理が提供できると伝えるのです。
「とう」と読む場合は「中等レベルの学力がある」といい、中学校を卒業したのと同等の学力があると伝えられます。
「等々」と「等」の違い
ここでは「等々」と「等」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ種類が色々あると文章で伝えるとき、語尾につけて使うのが「等々」です。
和菓子であれば団子から饅頭、羊羹と2,3種類伝えて、その後にまだ色々なお菓子があると伝えます。
使い方は、名詞の後に接尾語として使うわけです。
もう一方の「等」は「など」と読み、この他にも違う料理が作れる同種の物があると伝えられる言葉になります。
その他にも「とう」と呼ぶときは「二等」と序列を示すために使うわけです。
この2つの大きな違いは、「等々」には他の使い方もあるという意味でのみ使われています。
「等々」の例文
・『日本に生息する蛇には青大将やハブ等々があげられる』
・『靴の素材には革や合成等々があり、用途に合って選びたい』
「等」の例文
・『食欲がないときは、雑炊等食べれば内臓に負担をかけにくい』
・『人間のように進化して前進する生き物を高等生物と呼ぶ』
まとめ
「等」を使った言葉を取り上げましたが、「とうとう」と「とう・など」と呼ぶところに使い方も変わってきます。
言葉の意味を深堀してみれば幅広い使い方ができるようになるでしょう。