「測定」と「測量」の違いとは?分かりやすく解釈

「測定」と「測量」の違いとは?違い

この記事では、「測定」「測量」の違いを分かりやすく説明していきます。

「測定」とは?

あるものの、重さや速さ、長さなどを計器や装置などを使ってはかり定めることという意味です。

「測」という漢字には、深さ、長さ、広さなどをはかるという意味があり、「定」という漢字には、さだめる、さだまる、きまる、きめるという意味があります。

このことから「測定」には、深さや長さなどをはかって定めるという意味があることがわかります。

学校では身体測定というものがあります。

これは、生徒の体重や身長などを計器を用いてはかることです。

体温測定は、体温計という計器を用いて体温をはかることです。

このように、計器や装置などを使って、温度や重さなどをはかることを意味します。


「測量」とは?

器具を用いて、地表上のそれぞれの位置関係や形、面積などを調べ、図で示すことという意味です。

「量」という漢字には、はかるという意味があります。

このことから「測量」には、はかるという意味が含まれていることがわかります。

ある土地の面積を知りたいとします。

その場合、器具を用いて、土地の長さをはかり、そこから計算をして面積を求めます。

詳しく調べれば、はかった数値をもとに図示することができます。

実際にはかって調べ、図に示すことが、この言葉が意味するものです。

建物を建てるときや、その土地の広さなどを知りたいときに、この行為が行われます。


「測定」と「測量」の違い

「測定」「測量」の違いを、分かりやすく解説します。

はかるという意味を持つ点では同じですが、2つの言葉はまったく同じ意味なのではありません。

「測定」は、重さ、長さ、速さなどを計器や器具を使ってはかることをいいます。

「測量」は、面積や高低などをはかって、それを図で示すことです。

速さをはかる意味は含まれていません。

まとめ

「測」という漢字を使っており、はかるという意味を持つ点が同じですが、2つの言葉の意味は異なります。

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