この記事では、「手を上げる」と「降参する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手を上げる」とは?
ひと言で「手を上げる」といっても主に3つの意味があります。
1つ目が殴ろうとして手を振り上げる行為です。
相手を殴るために手を振り上げる行為を「手を上げる」と言います。
類語は「暴力を振るう」です。
2つ目は腕前や技量が上達すること。
「腕を上げる」と同じ意味になります。
そして、3つ目は降参することを意味します。
よく、何もできずに降参することを「お手上げ状態」と言います。
この言葉の意味と同じ意味が「手を上げる」になります。
類語は「白旗を上げる」になります。
「降参する」とは?
「降参する」の「降参」とは、戦いに負けて服従すること、手に負えずに投げ出すことを意味します。
つまり、「降参する」とは、相手に自分の負けを認め服従する行為を意味します。
言い換えれば、「降伏」や「観念する」「服従」「ギブアップ」などになります。
「手を上げる」と「降参する」の違い
「手を上げる」と「降参する」の違いを、分かりやすく解説します。
「手を上げる」には「降参する」といった意味があり、そういった意味では同じ意味を持つ言葉になります。
ただし、「手を上げる」の場合、「降参する」といった意味だけでなく、暴力を振るう行為や上達するといった意味もあるため、その点に注意が必要です。
「手を上げる」の場合は前後の文章を踏まえて、「降参する」ことを意味しているのか。
それとも、別の意味なのかを見極める必要があります。
「手を上げる」の例文
・『相手の攻撃の凄まじさに思わず手を上げる』
・『まさか、親に向かって手を上げるような子になるとは思いませんでした』
「降参する」の例文
・『もう、私たちには降参するしかありませんでした』
・『私たちに降参するようにと相手が迫ってきました』
まとめ
以上が「手を上げる」と「降参する」の違いです。
「手を上げる」には複数の意味があるため、その点に注意が必要です。