「蒐集家」と「収集家」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「蒐集家」と「収集家」の違いとは?違い

この記事では、「蒐集家」「収集家」の違いを分かりやすく説明していきます。

「蒐集家」とは?

「蒐集家」とはなんらかのものを趣味で集めている人です。

集めているものは絵画のような美術品や年代物の模型やおもちゃのような骨董品などが代表例になります。

こういった品物は単純に趣味で集めているコレクターもいれば、そういったものから歴史の移り変わりを見るなどの研究的な目的がある人もいますが、蒐集家と表現する場合はそれを眺めたり集めること自体が趣味のコレクターです。

蒐集家はものを集める人の中でも趣味人の意味合いを強調した言葉と言えます。


「収集家」とは?

「収集家」とはなんらかのものを集めている人です。

おおよその意味は蒐集家と同じですが、収集家には趣味で集めているというような意味はなく、どんな目的があるにせよ価値あるものを集めている人という意味になります。

そのため趣味ではなく仕事として自分で美術館を経営していて、そこで展示するための美術品や骨董品を集めているという人も収集家です。

一般的になにかを集めている人を「しゅうしゅうか」と呼ぶ場合、こっちの収集家という表現を使います。


「蒐集家」と「収集家」の違い

「蒐集家」「収集家」の違いを、分かりやすく解説します。

趣味でものを集めている人が「蒐集家」で、目的がなんにせよものを集めている人が「収集家」です。

「蒐集家」は趣味で集めていることを強調する言い方であり、ものを集めている人という意味の言葉としては基本的に「収集家」が使われます。

まとめ

美術品や骨董品などの価値あるものを集める人を指す言葉は「収集家」が一般的ですが、その中でも特に趣味でそういったものを集めているということを強調する表現が「蒐集家」になります。

例えば美術品を集めている人でも、自分で飾って眺めるために集めている人は「蒐集家」で、美術館を開きたいと思って集めている人は「収集家」です。

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