この記事では、「ディスコ」と「ファンク」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ディスコ」とは?
踊りをテンポの良い音楽にのせて踊る音楽を「ディスコ」といいます。
気分が高揚するダンスミュージックにのりつつ、自由な表現方法で踊る施設も「ディスコ」と呼び、多くの男女が集まって踊りながら楽しいひと時を過ごすのです。
ポピュラーな音楽に全身を使って踊るこの音楽は1970年代に登場し、ファンクに多大な影響を受けた音楽になります。
まだ社会的な立場が確立されていなかった女性やゲイ、黒人といった人達が「ディスコ」を通して地位を確立するチャンスも生まれました。
また、多くの人を躍らせ、熱狂させては一丸となるメロディと共感できる歌詞を加えています。
「ファンク」とは?
1960年代に流行したのが「ファンク」であり、ノリが良い音楽に魂をのせながら主張する音楽です。
欧米やアジアではなく、アフリカ系の黒人が流行らせた音楽の一つであり、属にブラック・ミュージックといった言い方もします。
主に米国で流行った音楽ですが、南部で若者の気持ちを掴んだ音楽でした。
すでに流行っていたファンキー・ジャズを彷彿とさせるテンポに、独特なビートと曲調が混ざり合い、斬新さと個性を表す音楽だったのです。
音楽の基本となったのはジャズであり、アフロヘアに奇抜な柄の服を着た踊り手は、人間臭さやエロティックな意味を全身で表現します。
「ディスコ」と「ファンク」の違い
「ディスコ」と「ファンク」の違いを、分かりやすく解説します。
「ファンク」の後に登場し、日本でも多くの人を魅了した「ディスコ」はファンキーで四つ打ちのベースに合わせてパーカッションを組み込んだ音楽です。
身分を越えて一つの踊り場に人々が解放されたように踊り、ゲイや黒人といった人々のたまり場となっていき、活気に溢れた場所になりました。
もう一方の「ファンク」は黒人の魂をノリが良い曲調に合わせて独特な踊りにして表す音楽です。
激しい足踏みする踊りで世間に対して自分の考え方を主張したり、男性らしさを伝えて異性を魅了します。
このような独特な表現方法を「ファンキー・スメル」といい、独特な世界観や個性を尊重する人たちの間で受け入れられました。
「ファンクの王様」と呼ばれたジェームス・ブラウンはワーク・ソングとポリリズムの原型を形どった歌手として人気を集めます。
そして、1970年代後半までこの音楽は社会現象を起こしました。
まとめ
同じ音楽であってもテンポや踊り、意味などに違いがあります。
音楽の専門サイトや動画などでどのように異なるか見比べてみるのもいい方法になるでしょう。