この記事では、「ツワブキ」と「フキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ツワブキ」とは?
「ツワブキ」とは、キク科ツワブキ属に分類されている常緑多年草のことを表しています。
「ツワブキ」の漢字表記は、「?吾」、「?」、「石蕗」などがあります。
「ツワブキ」の開花時期は10月〜12月頃、散房花序で頭状花の黄色い花が咲きます。
花の径は4㎝〜6㎝ほどで、香りがあります。
「ツワブキ」の葉は濃緑色の腎円形で、厚く、表面に光沢があります。
「ツワブキ」は若い葉柄が食用になります。
また、薬用にも用いられています。
「ツワブキ」は公園や庭園などでも見られ、グラウンドカバーなどにも利用されています。
「フキ」とは?
「フキ」とは、キク科フキ属に属している多年草の植物のことを指しています。
原産は日本です。
「フキ」は雌雄異株で3月〜5月頃、雌花は白色、雄花は淡黄色の花を咲かせます。
「フキ」の若い花茎は「フキノトウ」で、春の山菜になっています。
また、若葉や茎は食用になります。
「ツワブキ」と「フキ」の違い
「ツワブキ」と「フキ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ツワブキ」の草丈は30㎝〜75㎝くらいですが、「フキ」は10㎝〜30㎝程で、「フキ」の方が低いです。
また、「ツワブキ」の花が秋から初冬にかけて咲くのに対し、「フキ」は春に開花します。
「ツワブキ」と「フキ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「ツワブキ」の別称には、「イシブキ」、「ツワ」、「オカバス」などがあります。
また、「ツワブキ」の英語表記は「Leopard plant」、「Green leopard plant」などになります。
そして「フキ」には、「ヤマブキ」、「アオブキ」、「ミズブキ」などの別名があります。
さらに、「フキ」は英語で「Fuki」、「Japanese butterbur」などと表記します。
今回は「ツワブキ」と「フキ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「ツワブキ」と「フキ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。