この記事では、「つくし」と「スギナ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「つくし」とは?
「つくし(土筆)」とは、トクサ科トクサ属に分類されている多年草のシダ植物の一種である「スギナ」の「胞子茎」の部分のことを指しています。
「つくし」は袴で覆われた部分が、筆に似ているところから、この名前が付けられました。
「つくし」の草丈は10㎝〜20㎝程度です。
「胞子茎(つくし)」は3月〜4月頃に出て、食用にもなっています。
また、「つくし」は春の季語です。
「スギナ」とは?
「スギナ(杉菜)」とは、トクサ科トクサ属に属している多年草のシダ植物の一種を表しています。
「スギナ」は「栄養茎」の部分のことを言います。
「スギナ」の名前の由来は、「栄養茎」の見た目が、スギの樹木の形に似ているところから名付けられました。
日本では北海道から九州に分布しています。
「スギナ」の草丈は30㎝〜40㎝くらいです。
「栄養茎(スギナ)」は「モンケイ(問荊)」として、薬用に用いられています。
「つくし」と「スギナ」の違い「つくし」と「スギナ」の違いを、分かりやすく解説します。
「つくし」と「スギナ」は同じシダ植物の一種で、「つくし」は「胞子茎」、「スギナ」は「栄養茎」の部分を表しています。
また、「つくし」は春の山菜の一つとして、食用になっています。
一方、「スギナ」は薬用に利用されています。
「つくし」と「スギナ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「つくし」の別称には、「必頭菜」、「ツクシンボ(ウ)」、「スギナノコ」などがあります。
また、「つくし」の英語表記は「horsetail」などになります。
そして、「スギナ」には、「接続草」、「ミモチスギナ」、「ツキグサ」などの別名があります。
さらに、「スギナ」は英語で「field horsetail」、「common horsetail」などと表記します。
今回は「つくし」と「スギナ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「つくし」と「スギナ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。