この記事では、「たまらない」と「しょうがない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たまらない」とは?
「たまらない」には、その状態を保てない、感情などを我慢できない、この上なくよい、なんとも得ないほどよい、程度がはなはだしい、といった意味があります。
例えば、「お腹が空いてたまらない」の場合、お腹が空いていることを我慢することができないといった意味になります。
また、「汗をかいた後の服は汗臭くてたまらない」の場合、汗臭さの程度がはなはだしいことを意味します。
「しょうがない」とは?
「しょうがない」には、上手い方法がない、始末におえない、といった意味があります。
例えば、「時間がかかってしょうがない」の場合、上手い方法がなく時間がかかってしまっていることを意味します。
また、「腹が立ってしょうがない」の場合は腹が立って仕方がないことを意味します。
「たまらない」と「しょうがない」の違い
「たまらない」と「しょうがない」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ場面で用いられることも多い「たまらない」と「しょうがない」。
よく用いられる言葉に「嬉しくてたまらない」と「嬉しくてしょうがない」があります。
どちらも、嬉しさを表現する言葉ですが、厳密に言えば言葉の意味には違いがあります。
「嬉しくてたまらない」の場合、嬉しいことを我慢することができないといった意味になります。
一方、「嬉しくてしょうがない」の場合は、嬉しい気持ちを上手く表現する方法がないといった意味になります。
このように、「たまらない」と「しょうがない」には微妙な違いがあります。
「たまらない」の例文
・『ホームシック中の私は、実家に帰りたくてたまらない』
・『夫の枕が加齢臭で臭くてたまらない』
「しょうがない」の例文
・『暑さのあまり、イライラしてしょうがない』
・『予定があるため、会話中も時間が気になってしょうがない』
まとめ
「たまらない」と「しょうがない」は、以上のような違いに注意し使い分けることをお勧めします。