「そも」と「そもそも」の違いとは?分かりやすく解釈

「そも」と「そもそも」の違いとは?違い

この記事では、「そも」「そもそも」の違いを分かりやすく説明していきます。

「そも」とは?

「そも」とは、「改めて問題提起をするときに用いられる語」「物事の根源を説き起こすときに用いられる語」の意味を含める言葉です。

漢字では「抑(そも)」と表記され、代名詞の「其(そ)」と係助詞「も」が組み合わさって生まれた言い回しとされています。


「そも」の使い方

「そも」は接続詞として使われています。


「そもそも」とは?

「そもそも」とは、「改めて説き起こすときに用いられる語」「最初」「発端」という意味を含める言葉です。

先述した「そも」を重複させた表現であり、漢字では「抑抑(そもそも)」と表記されます。

「そもそも」の使い方

「そもそも」「改めて説き起こすときに用いられる語」という意味の接続詞としてや、「最初」「発端」という意味の名詞として、もしくは副詞的用法として使われています。

「そも」と「そもそも」の違い

「そも」「改めて説き起こすときに用いられる語」として使われる接続詞です。

一方、「そもそも」も同じく「改めて説き起こすときに用いられる語」として使われる接続詞である他、「最初」「発端」という意味で使われる名詞でもあります。

「そも」を重複させた派生表現が「そもそも」であり、現在では「そもそも」の方が一般的に使用されています。

ただし、若年層のあいだでは「そもそも」の略語として逆に「そも」が使用されているケースもあるようです。

「そも」の例文

・『行き当たりばったりとなってしまったが、そも、彼がプランを急に変更したことが始まりだ』

「そもそも」の例文

・『そもそも、彼女が嘘をついたことがトラブルの発端ではないか』

まとめ

「改めて説き起こすときに用いられる語」として用いられていた「そも」を重複させ、「改めて説き起こすときに用いられる語」の他、「最初」などの意味も表すようになった言葉が「そもそも」ということでした。

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