この記事では、「そんなに」と「あんなに」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「そんなに」とは?
そんなだを連用形にした言葉が「そんなに」であり、それほどという意味で使われています。
「そんなに海を怖がらなくてもいい」というように、たいして危なくはないので、心穏やかにして実行してみようと相手に伝えるわけです。
他の使い方としては、「そんなに英語ができない」といって、それほど流暢に話せないが、簡単な会話ならできるという意味で使います。
「あんなに」とは?
あんなだを連用形として使うのが「あんなに」です。
あれほどという意味と同じように使い、「あんなに甘い蟹を食べたことがない」というように、今までにない甘さを感じる味に驚く気持ちを伝えます。
「あんなにたくさんの醤油をかけるか」といえば、あれほど多くの量に驚き、疑問に感じる気持ちを表すのです。
このように、あのようにと表したり、凄いと思う状態を指します。
「そんなに」と「あんなに」の違い
「そんなに」と「あんなに」の違いを、分かりやすく解説します。
思ったよりも状況は深刻ではないので、それほど真剣に考えなくても大丈夫といった状況で使うのが「そんなに」です。
「そんなに面倒ではない」といえば、考えているよりも問題は簡単に解決できると思う場面で使います。
もう一方の「あんなに」は、あれだけ、あれほどといった言葉と同じ意味で使い、通常ではない状態や量といったものを指す言葉です。
「そんなに」の例文
・『そんなに走らなくても駅は近いので大丈夫と兄に伝えた』
・『甲子園を目指したのはそんなに前ではなく、つい最近のことだ』
「あんなに」の例文
・『あんなに人前で恥ずかしい気持ちになったのは初めてだ』
・『彼氏があんなに妹を嫌うのは、嫉妬心からだと気が付いた』
まとめ
連用形として使う言葉を2つ取り上げましたが、どのような場面でどう使えばいいか深堀しては使い分けられるように学ぶといいでしょう。