この記事では、「パセリ」と「イタリアンパセリ」の違いを分かりやすく説明します。
パセリとは?
パセリとはセリ科に属する植物で、野菜として食べられています。
葉は濃い緑色をしており、独特の爽やかな香りがあります。
パセリはハーブの一種でもあり、古代ローマ時代から用いられていました。
日本は18世紀に伝わりました。
現在、日本で食べられている葉が縮れたパセリは品種改良によって生み出されたもので、モスカール種といいます。
日本では料理の付け合わせに用いられることが多く、パセリだけを食べることはほとんどありません。
パセリの栄養価は高く、βカロテンやビタミンC、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれています。
イタリアンパセリとは?
イタリアンパセリとはセリ科の植物で、パセリの品種の一つです。
地中海沿岸が原産で、葉は縮れていません。
ヨーロッパでよく食べられており、香味野菜として流通しています。
葉を細かく刻んでドレッシングやソースにしたり、そのままサラダなどにトッピングしたりもします。
肉の臭い消しのためのブーケガルニに用いられることもあります。
加熱すると香りが飛ぶので、料理の仕上げに使うことが多いです。
イタリアンパセリもβカロテンやビタミンC、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
パセリとイタリアンパセリの違い
パセリもイタリアンパセリもセリ科の植物で、イタリアンパセリはパセリの一種になります。
パセリには葉が縮れているモスカール種と葉が縮れていないプレーンリーブド種があります。
日本ではこのモスカール種をパセリと呼んでいて、プレーンリーブド種をイタリアンパセリと呼んでいます。
日本で馴染みがありよく食べられているのはパセリで、ヨーロッパでよく食べられているのはイタリアンパセリになります。
まとめ
パセリとイタリアンパセリの違いは、葉が縮れているかどうかにあります。
葉が縮れているのがパセリで、葉が縮れていないのがイタリアンパセリです。